国際学部・国際教養学部では何を学ぶ?|英語・留学・将来の仕事をわかりやすく紹介!

「英語が好き」「海外で働いてみたい」「留学してみたい」そんな思いをきっかけに、国際学部や国際教養学部に興味を持つ人は多いはずです。

今回は、英語で世界を学ぶ学部『国際学部・国際教養学部』について紹介します!

国際学部・国際教養学部は、単に英語を学ぶ場所ではなく、英語を使って“世界を学ぶ”学部です。
国際関係や異文化理解、経済や社会問題など、地球規模のテーマを幅広く学びながら、世界の中で自分の考えを持ち、発信できる力を育てていきます。

この記事では、学べる内容や授業の特徴、英語で学ぶリアルな授業、留学制度、将来の進路まで、国際学部・国際教養学部の魅力をわかりやすく紹介します。
「英語を使って世界とつながる学び」に少しでも興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

1. 国際学部・国際教養学部ってどんなところ?

「国際学部」や「国際教養学部」は、グローバル社会で活躍できる人材を育てることを目的とした学部です。
世界の国や地域、文化、言語、経済、政治などを幅広く学びながら、「世界の中で考え、行動する力」を養うのが特徴です。

国際学部

国際学部は、国と国との関係や社会・経済・文化などの「現実の国際問題」に焦点を当てます。
たとえば、国際関係論や国際協力、平和学、地域研究など、社会科学的なアプローチが中心です。
国際情勢や世界のニュースに関心がある人にはぴったりの学部です。

国際教養学部

国際教養学部は、英語を使いながら幅広い分野を横断的に学ぶ「リベラルアーツ型」の学部です。
文学、経済、心理、メディア、環境など多様なテーマを英語で学び、幅広い視野と柔軟な思考力を身につけます。
自分の興味を軸に、分野を超えて学びたい人に向いています。

どちらの学部も、英語力+多文化理解+主体的に考える力を重視しています。
単に語学を学ぶのではなく、「英語を使って何を学ぶか」「世界の課題にどう向き合うか」という視点を育てるのが大きな魅力です。

2. 国際学部で学べる内容と授業の特徴

国際学部・国際教養学部の学びは、どちらも幅広く実践的です。
講義だけでなく、ディスカッションやグループワーク、英語でのプレゼンテーションなど、“考えて発信する”授業が多いのが特徴です。

主な学びのテーマ

  • 国際関係論:国と国のつながり、戦争・平和・国際協力などを学び、現代社会を分析します。
  • 異文化コミュニケーション:文化や価値観の違いを理解し、相手に伝わる表現方法を学びます。
  • 国際経済・開発学:経済格差や貿易、開発支援など、世界経済のしくみを考察します。
  • 地域研究:アジア・ヨーロッパ・中東・アフリカなど、特定地域の文化や社会を深く掘り下げます。
  • 英語での専門科目:“Global Issues”や“International Business”など、英語で行われる講義も多くあります。

授業スタイルの特徴

初年次は英語・第二外国語・基礎教養を学びながら、世界の文化や社会について幅広く理解を深めます。
2年以降は、興味のあるテーマを選んで専門的に研究したり、ゼミ(少人数の授業)で議論したりします。

授業では、日本人学生と留学生が一緒に課題に取り組むことも多く、国際的なコミュニケーション力が自然に磨かれる環境です。
また、プレゼンテーションやレポートを通じて、自分の意見を論理的に伝える力も養われます。

3. 向いている人のタイプ

国際学部・国際教養学部に向いているのは、「世界をもっと知りたい」「いろんな価値観に触れてみたい」と思っている人です。
英語が得意かどうかよりも、まずは「世界に興味があるかどうか」が何より大切。

  • ニュースで海外の出来事を見ると「どうして?」と気になる
  • 留学生や外国の人と話すのが楽しい
  • 自分の意見を英語で伝えたり、議論してみたい
  • 将来は海外で働いたり、グローバルな環境に関わってみたい

そんな“好奇心旺盛で行動的な人”には、まさにぴったりの学部です。
学んでいくうちに、世界の見方が変わったり、自分の考えが深まったり。
そんな成長の実感を味わえるのが、この学部の魅力です。

4. 将来の進路とキャリア

国際学部・国際教養学部の卒業生は、英語力+国際的な視野+人と関わる力を武器に、さまざまな道で活躍しています。

  • 外資系企業・グローバル企業:海外支社とのやりとりや国際プロジェクトに関わる仕事など、英語を活かす場面が多い分野です。
  • 航空・観光・ホテル業界:文化の違うお客様に対応する力は、国際学部での学びがそのまま生きます。
  • マスコミ・報道・メディア業界:国際的なニュースや文化を伝える仕事に就く人も。
  • 国際機関・NGO・公務員:国連やJICAなどで世界の課題に取り組む仕事を目指す人もいます。
  • 教育・通訳・企業研修担当:グローバル人材を育てる立場として教育分野に進む人も増えています。

キャリアの強み:英語+専門力

国際学部で学ぶのは“英語だけ”ではありません。
国際政治・経済・文化などを専門的に学びながら、世界を多角的に理解する力を身につけます。

  • 経済を英語で学び、将来は海外マーケットの分析をする
  • 文化や社会を研究し、異文化ビジネスの橋渡しを担う

「自分の好き」を活かした国際的なキャリアを広げることができます。

5. 英語で学ぶ授業のリアル

国際学部・国際教養学部の大きな特徴は、英語で専門科目を学ぶ授業があることです。
ただの英会話ではなく、英語を「ツール」として使いながら、国際社会・文化・経済などを深く学んでいきます。

授業では、「Global Issues(地球規模の課題)」「International Politics(国際政治)」「Cultural Studies(文化研究)」など、多彩なテーマが扱われます。
内容も、ただ教科書を読むだけではなく、学生同士でディスカッションをしたり、グループで発表をしたりする“アクティブな授業”が中心です。

はじめは、英語での授業に戸惑う学生も多いですが、
スライドや配布資料が丁寧に作られていたり、先生や留学生がフォローしてくれたりと、サポート体制も整っています。
1年後には「英語で考えて、英語で発表する」ことが自然になっていく人も少なくありません。

また、海外出身の教員や留学生が多いのも特徴です。
授業中の何気ない会話から、海外の文化や考え方を知ることができるのも、国際学部ならではの魅力。
「教室そのものが小さな国際社会」のような環境で、日常的に英語が使われる空気があります。

こうした環境の中で、学生は英語力だけでなく、相手の意見を理解し、自分の考えを伝える力を身につけていきます。
これは、どんな仕事でも求められる“本当の国際力”です。

6. 留学はどんな感じ?国際学部ならではの海外体験

国際学部・国際教養学部では、留学がカリキュラムの一部になっている大学が多いのも大きな特徴です。
留学と聞くと「難しそう」と感じるかもしれませんが、大学によっては全員が留学するプログラムや、短期・長期を選べる制度が整っています。

  • 短期留学(2〜4週間):夏休みなどを利用して語学研修や現地調査を行う。初めての海外体験にぴったり。
  • 交換留学(半年〜1年):提携大学に派遣され、現地の学生と一緒に授業を受ける。専門分野を本格的に学べる。
  • ダブルディグリープログラム:日本と海外の両方の大学で学び、2つの学位を取得できる制度。

留学中は、現地の学生とのグループワークや発表も多く、英語で意見を交わす中で“実践的な力”がどんどんついていきます。
また、授業以外でも、ホームステイや寮生活を通して、海外の文化を肌で感じることができます。
言葉や習慣の違いに戸惑うこともありますが、それを乗り越える経験こそが大きな成長につながります。

多くの学生が口をそろえて言うのは、「帰国したあと、日本の社会を見る目が変わった」ということ。
世界を知ることで、日本をより深く理解できるようになります。

7. 入試で求められる力とは?

国際学部・国際教養学部の入試では、英語力と“自分の考えを言葉にする力”が重視されます。
ただし、英語がペラペラである必要はありません。大切なのは、「英語を通して何を学びたいのか」を自分の言葉で語れることです。

一般選抜

一般入試では、英語・国語・社会(または数学)などの科目を中心に学力を評価します。
他学部より英語の配点が高めに設定されている大学が多く、英語の読解力・表現力がカギになります。
共通テスト利用型や、英語外部検定(英検・TOEFL・IELTSなど)を活用できる大学も増えています。

総合型選抜(旧AO)・学校推薦型選抜

この学部の特徴は、「英語力+意欲」で評価される入試方式が多いことです。
面接やプレゼン、小論文などを通して、「なぜ国際学を学びたいのか」「将来どんな形で世界と関わりたいのか」を問われます。

  • 英語のニュースを読んで感じたことを自分の意見として話す
  • 国際問題(貧困、教育、環境など)について考えをまとめる

自分の経験や関心と結びつけて話せるように、日ごろからニュースや海外の話題に触れておくとよいでしょう。

8. よくある質問

国際学部・国際教養学部には、受験生からよく寄せられる疑問があります。
ここでは、実際によくある質問をまとめました。

Q1. 英語が苦手でも大丈夫?

もちろん大丈夫です!
入学時点では英語に自信がない学生も多くいます。
1年次には基礎から丁寧にサポートする授業があり、授業や留学生との交流を通じて自然と英語力が伸びていく環境があります。

Q2. 帰国子女や留学経験がないと入れない?

そんなことはありません。
入試では「経験」よりも「意欲」や「関心」が重視されます。
多くの学生が大学に入ってから初めて本格的に国際的な学びを始めます。
海外経験がない人ほど、学びを通して大きく成長できるチャンスがあります。

Q3. 英語だけを学ぶ学部なの?

いいえ、英語を“学ぶ”のではなく、英語を使って世界を学ぶ学部です。
授業では、国際政治・経済・文化・メディア・開発など多彩なテーマを扱います。
英語はあくまで「世界を理解するための道具」。だからこそ、幅広い分野に興味を持つ人が活躍しています。

Q4. 留学は絶対に行かなきゃダメ?

大学によっては必修の場合もありますが、多くの大学では短期・長期・国内プログラムなど、自分に合った形を選べます。
留学以外にも、外国人留学生との共同プロジェクトや、国内での国際ボランティアなど、日本にいながら“世界とつながる経験”ができる機会がたくさんあります。

Q5. 将来の仕事は英語を使う職業だけ?

いいえ、必ずしもそうではありません。
グローバル化が進む今、どんな業界でも「国際的な視点」を持つ人が求められています。
国際学部・国際教養学部で学ぶことで、“世界を理解し、人と協力して課題を解決する力”が身につき、どんな職業にも応用できます。

まとめ|世界を学ぶ第一歩を踏み出そう

国際学部・国際教養学部は、英語力を伸ばすだけでなく、「世界を理解し、自分の言葉で考える力」を育てる学部です。
国際関係、文化、経済、メディア、環境問題など、扱うテーマは多岐にわたり、「自分の興味が世界とどうつながるのか」を探ることができます。

海外留学や留学生との交流、ディスカッション形式の授業など、実践的な学びが多いのも大きな魅力。
語学や異文化理解を通して、視野が広がり、将来どんな分野に進むとしても役立つスキルが身につきます。

もし「英語を使って世界と関わりたい」「国際的な視点を持ちたい」と思うなら、国際学部・国際教養学部はその第一歩にぴったりの場所です。
あなたの興味や関心を世界へとつなぐ学びが、きっとここから始まります。

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