海外旅行は、楽しみな気持ちと同時に、「ホテルで英語が通じるか不安…」という方も多いのではないでしょうか。
実際、ホテルでのチェックインやチェックアウト、フロントへの問い合わせなど、英語でのやりとりは避けて通れないシーンのひとつです。
今回は『海外旅行や出張の際のホテルで使える英会話』を紹介します!
英語が苦手でも、あらかじめ定番のフレーズを知っておけば、必要なことはしっかり伝えられます。
海外のホテルでよく使われる英会話を、 チェックインからチェックアウトまでの流れに沿って、実際の会話例や便利な表現をまとめています。
1. ホテルで使う英会話って難しい?初心者が知っておきたい基本情報

ホテルでの英会話に苦手意識を持つ方は少なくありませんが、実は必要なやりとりのほとんどが「定型的なやさしい英語」で成り立っています。
ホテル利用時に押さえておきたい基本の流れを一つずつ整理し、英語が得意でなくても安心してチェックイン・チェックアウトができるよう、実用的方法を紹介します。
チェックインの流れ(ホテル到着時)
- フロント(Reception)に行く
- 予約者の名前を伝える/予約確認メールを見せる
- パスポートを提示する
- 支払い・デポジットの案内に対応する
- ルームキー・Wi-Fi情報などを受け取る
① フロント(Reception)に行く
ホテルに入ったら、まずはロビーにある「Reception」や「Front Desk」と書かれたカウンターへ向かいましょう。スタッフが常駐しており、チェックインの対応をしてくれます。場所がわからなければ、周囲の人に “Reception?” と聞くだけでも通じます。
② 予約者の名前を伝える/予約確認メールを見せる
到着したら、予約した人の名前を伝えましょう。たとえば “I have a reservation under the name Tanaka.”(田中の名前で予約しています)という言い方が一般的です。自信がないときは、スマートフォンの予約確認メールを見せるだけでも大丈夫です。
③ パスポートを提示する
海外の多くのホテルでは、チェックイン時にパスポートの提示が必要です。スムーズに手続きが進むように、あらかじめパスポートを取り出しやすい場所に入れておくと安心です。スタッフがコピーを取る場合もありますが、すぐに返してくれるのでご安心を。
④ 支払い・デポジットの案内に対応する
すでにオンラインで支払い済みのこともありますが、現地での支払いや「デポジット(保証金)」の支払いを求められることがあります。通常はクレジットカードを提示すればOKで、チェックアウト時に返金・取り消しされます。不明点があれば “Is the payment already made?”(支払いはすでに済んでいますか?)と確認してみましょう。
⑤ ルームキー・Wi-Fi情報などを受け取る
手続きが終わると、部屋の鍵(またはカードキー)が渡され、Wi-Fiのパスワードや朝食の案内、チェックアウトの時間などが説明されます。英語が聞き取れなかったときは “Could you write that down?”(それを書いてもらえますか?)とお願いすると安心です。
チェックアウトの流れ(出発時)

- フロントにチェックアウトの旨を伝える
- 追加料金の確認と支払いをする(あれば)
- キーを返却し、必要であれば領収書をもらう
- 荷物の一時預かりを依頼する(必要に応じて)
①フロントにチェックアウトの旨を伝える
出発の日になったら、まずフロント(Reception)に行き、「チェックアウトしたいです」と伝えましょう。英語では “I’d like to check out.” や “Check out, please.” という表現がよく使われます。朝の時間帯は混雑することもあるので、少し余裕を持って行動すると安心です。
② 追加料金の確認と支払いをする
ルームサービスやミニバーの利用などがあると、チェックアウト時に追加料金を請求されることがあります。何も使っていない場合はそのまま手続きが終わりますが、念のため “Is there any additional charge?”(追加料金はありますか?)と確認してみると安心です。支払いはクレジットカードや現金で対応できます。
③ キーを返却し、必要であれば領収書をもらう

チェックアウト手続きの最後に、ルームキーを返却します。多くのホテルではカードキーになっているので、忘れずに持参しましょう。ビジネスや経費精算などで領収書が必要な場合は、“Could I get a receipt?”(領収書をもらえますか?)と伝えれば、すぐに発行してくれます。
④ 荷物の一時預かりを依頼する(必要に応じて)
飛行機や列車の時間まで余裕がある場合は、チェックアウト後に荷物を預かってもらうと便利です。
“Could you keep my luggage until 3 p.m.?”(午後3時まで荷物を預かってもらえますか?)のように伝えればOKです。引き換えのタグを渡されることもあるので、なくさないように注意しましょう。
ホテル側も観光客に慣れているため、シンプルな表現や予約画面の提示だけでも十分通じる場面が多くあります。
英語が苦手でもなんとかなる?
「フロントで英語のやりとりができるか不安…」という声はとても多いですが、実はそこまで心配する必要はありません。
というのも、ホテルのスタッフは毎日、世界中から来る旅行者に対応しています。英語が母語でない人にも慣れているため、ゆっくり話してくれたり、簡単な単語だけでも伝わるように工夫してくれることが多いのです。
また、最近はスマートフォンを使って予約確認メールやバウチャーを見せるだけでスムーズに伝わる場面も増えています。
必要であれば翻訳アプリを使ったり、「紙に書いて見せる」という方法も立派なコミュニケーション手段です。
2. チェックイン時によく使うフレーズとやりとり

ホテルに到着して最初に直面するのが「チェックイン」です。ここでは、フロントでのやりとりでよく使われる英語表現と、その流れをわかりやすくご紹介します。
チェックインでよく使う基本フレーズ
チェックインの場面でよく使う表現は、あらかじめ型として覚えておくと非常に便利です。
- I have a reservation under the name ○○.(○○の名前で予約しています)
- Here’s my passport.(こちらが私のパスポートです)
- Could you tell me the Wi-Fi password?(Wi-Fiのパスワードを教えていただけますか?)
- Is breakfast included?(朝食は含まれていますか?)
- Could you write that down for me?(それを書いていただけますか?)
I have a reservation under the name ○○.(○○の名前で予約しています)
ホテルに到着したとき、まず自分が予約していることを伝える定番の言い方です。予約確認メールを同時に見せるとさらに安心です。
Here’s my passport(こちらが私のパスポートです)
海外では、チェックイン時にパスポートの提示を求められることが多いです。このフレーズは、スタッフにパスポートを手渡すときに自然に使えます。英語が苦手でも、この一言を覚えておくだけでやりとりがスムーズになります。
Could you tell me the Wi-Fi password?(Wi-Fiのパスワードを教えていただけますか?)

チェックイン時に確認しておきたい情報のひとつがWi-Fi。多くのホテルでは部屋で無料Wi-Fiが使えますが、パスワードが必要なこともあります。このフレーズで丁寧に聞くと、カードや紙に書いて渡してくれることが多いです。
Is breakfast included?(朝食は含まれていますか?)
予約時に「朝食付きプラン」を選んだかどうか確認したいときに便利です。含まれている場合は、朝食の場所や時間について案内してもらえることもあるので、確認しておくと安心です。
Could you write that down for me?(それを書いていただけますか?)
相手の英語が聞き取れなかったときや、情報を後で確認したいときに使える便利な表現です。ホテルのスタッフは快く紙に書いてくれるので、無理に聞き返すよりもスムーズな対応ができます。
こうしたフレーズを数個だけでも覚えておくと、自信をもってチェックインに臨めます。
チェックインのやりとり:会話の流れ

次に、チェックイン時の典型的な会話の流れを紹介します。
フロント:Good evening. Welcome to our hotel. Do you have a reservation?
(こんばんは。当ホテルへようこそ。ご予約はございますか?)
あなた:Yes, I have a reservation under the name Tanaka.
(はい、タナカの名前で予約しています)
フロント:May I see your passport, please?
(パスポートを拝見できますか?)
あなた:Sure. Here it is.
(はい、どうぞ)
フロント:Thank you. Your room is ready. Breakfast is included, and checkout is at 11 a.m.
(ありがとうございます。お部屋のご用意ができております。朝食付きで、チェックアウトは午前11時です)
あなた:Thank you. Could you tell me the Wi-Fi password?
(ありがとうございます。Wi-Fiのパスワードを教えていただけますか?)
フロント:Yes, it’s written on this card. Here’s your room key. Enjoy your stay!
(はい、こちらのカードに書いてあります。お部屋のキーです。ご滞在をお楽しみください)
初心者でも安心してやりとりするためのコツ
英語が苦手でも、ゆっくり丁寧に話せば大丈夫です。
また、スマートフォンで予約確認メールやパスポートの写真ページを提示すれば、言葉に詰まってしまってもスムーズに伝わります。必要であれば、翻訳アプリの活用もおすすめです。
3. 滞在中に使える便利な英語表現

ホテルでの滞在中は、快適に過ごすためにフロントやスタッフにちょっとしたお願いをする場面があります。
英語があまり得意でなくても、簡単なフレーズをいくつか知っておくだけで、安心感がまるで違います。ここでは、よくあるシーン別に使いやすい英語表現をご紹介します。
タオルやアメニティの追加をお願いしたいとき
- Can I have another towel?(タオルをもう1枚いただけますか?)
- I need some shampoo.(シャンプーをいただけますか?)
部屋のタオルやアメニティの数が足りなかったときや、交換してほしいときのフレーズです。スタッフに直接お願いしてもいいですし、フロントに電話しても対応してくれます。必要なものを名前で言うだけでも十分伝わります。
ルームサービスを頼みたいとき
- I’d like to order room service.(ルームサービスをお願いしたいのですが)
- Can I have the menu?(メニューをいただけますか?)
ルームサービスがあるホテルでは、電話で注文する形式が一般的です。まずメニューをもらってから注文したい場合や、何が頼めるのか確認したいときにも便利な表現です。体調が優れないときなど、部屋で食事をとりたいときに活躍します。
設備のトラブルや不具合があったとき
- The air conditioner isn’t working.(エアコンが動きません)
- There’s no hot water.(お湯が出ません)
快適に過ごすうえで欠かせない設備がうまく作動しないときは、遠慮せずにフロントに伝えましょう。海外のホテルではたまにあることで、スタッフも対応に慣れています。「どう言えばいいかわからない…」と悩むより、簡単な単語で状況を伝えることが大切です。
部屋を掃除してほしいとき
- Could you clean my room, please?(お部屋を掃除していただけますか?)
- I’ll be out until 3 p.m.(午後3時まで外出します)
長めの滞在や2泊以上のときなど、掃除をお願いしたい場合のフレーズです。「不在の間に掃除してほしい」と伝えると、タイミングを合わせてくれることが多いです。タオル交換だけ、ゴミ捨てだけでも快く対応してくれます。
荷物を預けたい・後から受け取りたいとき
- Can you keep my luggage until 5 p.m.?(午後5時まで荷物を預かってもらえますか?)
- I came to pick up my luggage.(荷物を取りに来ました)
チェックアウト後に観光や買い物をしたい場合など、荷物を一時的に預けたいときの表現です。多くのホテルで無料で対応してくれます。預けたあとにタグや番号札を渡されることがあるので、受け取りの際にはそれを見せてください。
困ったときはこの一言
もし何を言えばいいかわからなくなったときは、こう言えば安心です。
- I’m sorry, I don’t understand.(すみません、よくわかりません)
- Could you speak slowly, please?(ゆっくり話してもらえますか?)
- Can you write it down?(書いてもらえますか?)
フロントスタッフは外国人対応に慣れているので、落ち着いてこのように伝えれば、ゆっくり丁寧に対応してくれることがほとんどです。
ホテルでの英語は「短く、わかりやすく」が鉄則です。完璧な文法で話す必要はありません。
「こう言えば伝わる」という型を覚えておくだけで、安心感がぐっと増します。
4. チェックアウトのときの英会話

旅の終わりに欠かせないのが、チェックアウトのやりとりです。出発時間が近づくと焦りやすい場面ですが、ポイントを押さえておけばスムーズに対応することができます。
① チェックアウトの申し出
ホテルを出る際は、まずフロントに立ち寄ってチェックアウトの意思を伝えます。
難しい表現は不要で、次のようにシンプルに伝えればOKです。
- I’d like to check out.(チェックアウトをお願いします)
- Check out, please.(チェックアウトをお願いします)
スタッフが部屋番号や名前の確認を求めてくることがありますので、そのときは予約名やルームナンバーを伝えます。
- Room 405.(405号室です)
- My name is Taro Sato.(タロウ・サトウです)
このやりとりはほんの1〜2分で終わることがほとんどです。朝の混雑時間などは少し並ぶこともありますが、落ち着いて順番を待てば問題ありません。
② 支払い・領収書の確認

滞在中にミニバーを使ったり、レストランで部屋付けにした場合などは、チェックアウト時に追加料金が請求されることがあります。明細を見せてもらえるので、不明点があればその場で確認しましょう。
- Can I see the bill?(請求書を見せてもらえますか?)
- I’d like to pay by credit card.(クレジットカードで支払いたいです)
領収書(receipt)をもらいたい場合は、次のように伝えると丁寧です。
Could I have a receipt, please?(領収書をいただけますか?)
支払いが終わると、スタッフが「Thank you for staying with us.(ご利用ありがとうございました)」などと声をかけてくれるので、軽く「Thank you.」と返して笑顔でチェックアウトを終えましょう。
③ 荷物の一時預かりの依頼

チェックアウトを済ませたあと、フライトや移動まで時間があるときに便利なのが「荷物の一時預かりサービス」です。ほとんどのホテルで無料で対応してくれます。
- Can you keep my luggage until 3 p.m.?(午後3時まで荷物を預かってもらえますか?)
- I’ll come back to pick it up later.(あとで取りに戻ってきます)
預けたあとにタグや番号札を渡されることがあるので、受け取ったらなくさないようにしましょう。戻ってきたときは、
I came to pick up my luggage.(荷物を受け取りに来ました)
と言えば、スムーズに受け取ることができます。
チェックアウトのやりとり:会話の流れ

次に、チェックアウト時の典型的な会話の流れを紹介します。
フロント:Good morning. How can I help you?
(おはようございます。いかがなさいましたか?)
あなた:I’d like to check out, please.
(チェックアウトをお願いします)
フロント:Sure. May I have your room number and name?
(かしこまりました。お部屋番号とお名前をいただけますか?)
あなた:Room 405. My name is Sato.
(405号室で、名前はサトウです)
フロント:Thank you. Let me check… There are no additional charges.
(ありがとうございます。確認いたします……追加料金はございません)
あなた:Great. Can I get a receipt, please?
(よかったです。領収書をいただけますか?)
フロント:Of course. Here you are.
(もちろんです。こちらになります)
あなた:Also, can you keep my luggage until 3 p.m.?
(あと、荷物を午後3時まで預かっていただけますか?)
フロント:Certainly. Please leave it here, and we’ll give you a claim tag.
(承知しました。こちらに置いていただければ、預かり証をお渡しします)
あなた:Thank you very much. I’ll be back later to pick it up.
(ありがとうございます。あとで取りに戻ってきます)
フロント:You’re welcome. Have a safe journey!
(どういたしまして。どうぞお気をつけて)
このようなやりとりは、どの国のホテルでもほぼ共通です。使うフレーズは限られているので、あらかじめ流れを把握しておけば安心して対応できます。表情や態度も大事なコミュニケーションの一部なので、英語が完璧でなくても、丁寧さと笑顔が伝われば大丈夫です。
5. 海外のホテルならではの注意点・文化の違い

海外のホテルは、日本のホテルとは細かな点で違いがあり、最初は少し驚くこともあるかもしれません。でも、事前に知っておけば不安はぐっと減ります。ここでは、初めての海外ホテル滞在でも戸惑わないために知っておきたい、よくある文化やサービスの違いを紹介します。
チップが必要な場面がある
日本ではあまり馴染みのない「チップ文化」ですが、アメリカやカナダなど多くの国では、ホテルでもチップを渡すのがマナーとされています。
- ベルスタッフが荷物を運んでくれたとき → 1〜2ドル程度
- ルームクリーニングのスタッフに → 枕元やデスクに1ドル札を置く(毎日でも可)
金額が大きい必要はありませんが、相手への感謝の気持ちを表す行動として、自然にできるとスマートです。もちろん、チップ不要の国(例:韓国、オーストラリアなど)もありますので、渡航先の文化を事前に確認しておくのが安心です。
ルームサービスやアメニティは最低限の場合も
日本のビジネスホテルや旅館では、部屋に歯ブラシやパジャマなどが揃っているのが当たり前ですが、海外のホテルでは「基本的な備品は自分で持参」が前提になっていることも珍しくありません。
- 歯ブラシ・歯磨き粉がない
- スリッパやパジャマが用意されていない
- シャンプーは備え付けでもコンディショナーがないことも
予約サイトの設備欄をよく確認して、不安なものはあらかじめ用意しておくと安心です。
電源やシャワーまわりの仕様が異なる

国によって電圧やプラグの形が違うため、スマホや電化製品を使うには変換プラグや変圧器が必要な場合があります。また、シャワーの水圧が弱い・固定式で使いにくいと感じることもあるかもしれません。
特にヨーロッパでは、バスタブがない・シャワーカーテンがないといったことも普通です。「こういうものなんだ」と知っておくだけで、不便も“文化”として楽しめるようになります。
フロントやスタッフの対応スタイルがフランク
日本のホテルでは丁寧な接客が基本ですが、海外ではスタッフがラフな口調で話したり、カジュアルな服装だったりすることもあります。でもそれは「失礼」というわけではなく、フレンドリーな文化の表れです。
笑顔で「Hi!」「How’s it going?」などと話しかけられたときは、気負わず「Good!」と返すだけでも、良い雰囲気になります。英語が苦手でも、表情や雰囲気で意思が伝わることは多いので、ぜひ肩の力を抜いてみてください。
プライバシー重視の傾向が強い
海外のホテルでは、「Do Not Disturb(起こさないでください)」の札を出している間は絶対に清掃に入らないなど、ゲストのプライバシーを何より重視する文化があります。逆に、札を出さないと、スタッフが掃除に来ることもあります。
また、スタッフが部屋に入る際には必ずノックや声かけがあるのも一般的です。お互いに干渉しすぎず、尊重し合うのがマナーになっています。
6. 海外ホテルでよくあるトラブルと対処法

どんなにしっかり準備をしていても、海外のホテルでは「えっ、どうすればいいの?」というような予想外のことが起こることがあります。でも、実際によくあるトラブルにはある程度パターンがあり、事前に知っておけば落ち着いて対処できます。ここでは初心者の方が特に遭遇しやすいトラブルとその対処法をご紹介します。
トラブル①:部屋の設備が使えない
例えば、エアコンが動かない、お湯が出ない、ドアが開かないといったトラブルは決して珍しいことではありません。原因が単なる設定ミスということもありますが、明らかに壊れていたり不具合があるときは、すぐにフロントに伝えましょう。
- The air conditioner doesn’t work.(エアコンが動きません)
- There’s no hot water.(お湯が出ません)
こうした一言で十分です。たいていの場合、スタッフが部屋まで来て確認してくれたり、必要があれば別の部屋を案内してくれることもあります。遠慮せず、はっきり伝えることが大切です。
トラブル②:予約内容と違う
予約時に朝食付きのプランを選んだのに「朝食はついていない」と言われたり、シングルベッドを頼んだのにツインになっていた、というようなこともあります。こうしたときは、スマホで予約確認メールを提示するのが一番確実です。
- I booked a room with breakfast.(朝食付きの部屋を予約しました)
- I reserved a twin room, not a single.(シングルではなくツインで予約しました)
証拠を見せながら冷静に伝えれば、スタッフも状況をすぐに理解して対応してくれます。もしその場での対応が難しくても、後から一部返金される場合もあります。
トラブル③:騒音や隣室のトラブル
夜になって隣の部屋が騒がしかったり、廊下の声が気になったりすることもあります。静かに休みたいのにうるさい…そんなときは、遠慮せずフロントに相談しましょう。
- There’s a lot of noise from the next room.(隣の部屋からすごく音がします)
- Can I change rooms?(部屋を変えてもらえますか?)
ホテル側は、騒音の元になっている部屋に注意をしたり、空き部屋があれば移動を提案してくれることもあります。自分の休息のためにも、静かな環境をお願いするのは大切なことです。
トラブル④:荷物や貴重品の紛失
部屋に置いていたものが見当たらない、預けた荷物が戻ってこないという場面に出くわすこともゼロではありません。まずは慌てず、部屋やフロントでの確認を。清掃中にスタッフが一時的に預かっているだけのこともあります。
- I can’t find my bag.(バッグが見当たりません)
- Did someone move it?(誰かが移動させたのでしょうか?)
フロントで確認しても見つからない場合は、ホテルで紛失報告書を作成してくれたり、警察への届け出をサポートしてくれることもあります。大切なものはチェックイン時にセーフティボックスに預けるとより安心です。
トラブル⑤:チェックアウト時間に間に合わなかった
朝寝坊してチェックアウトの時間を過ぎてしまうこともあります。そんなときは、慌てずにフロントに連絡を。30分〜1時間程度であれば無料で対応してくれるホテルもありますが、場合によっては延長料金がかかることもあるので確認は必要です。
- I’m sorry I’m late. Can I check out now?(遅れてしまいましたが、今チェックアウトできますか?)
- How much is the late checkout fee?(レイトチェックアウトの料金はいくらですか?)
誠実に事情を伝えれば、たいていは柔軟に対応してもらえます。焦らずに、丁寧に話すことを心がけましょう。
海外旅行前におすすめ!英語が不安なら「スタディサプリ」
私自身、海外旅行の前に英語への不安がありましたが、AI英会話ができるアプリ『スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)』を使ってかなり自信が着きました。
旅行でよくあるシーン(入国審査・ホテルなど)を想定した会話が練習できるので、「このまま使えそう!」という安心感があります。
AIが相手なので、緊張せず何度でも練習できるのも嬉しいポイントです。
1回5分からできて、英語が苦手な人でも自然と「話すこと」に慣れていけます。
英会話スクールはちょっとハードルが高い…という方にも、心からおすすめしたいアプリです。
旅行前の準備に、ぜひ取り入れてみてください!


まとめ|ホテル英会話は、予習さえすればこわくない!
海外のホテルで英語を使うのは、最初は少し不安かもしれません。
でも実際は、チェックインやチェックアウトで使う英語はある程度パターン化されていて、予習しておけばしっかり対応できる内容ばかりです。
今回ご紹介したようなフレーズを練習しておけば、現地でもスムーズに対応でき、自信を持って旅をスタートできます。
ほかにも『海外旅行や英語力向上に役立つ情報』を発信しています!