大学を複数合格すると、うれしい気持ちと同じくらい「どうしよう…」が一気に来ます。
どっちも良さそうに見えるし、周りの意見もそれぞれ違って、気づいたらずっと考えてしまう。そんな人、かなり多いです。
今回は、『複数合格したときの大学の選び方』について紹介します。
この記事では、複数合格したときに後悔しにくい選び方を、手続きの締切の確認 → 比べる軸の整理 → 最後の決め手の順にまとめました。
「学び・通学・お金・将来・雰囲気」の5つで比べるだけで、頭の中がびっくりするほど整理されます。
読み終わるころには、「私はこういう理由でここに決める」と言えるようになって、気持ちもスッキリするはずです。
まず最初にやること:各手続きの締切を確認する

複数合格でいちばんこわいのは、「迷っているうちに締切が過ぎてしまった」というパターンです。
入学手続きには、入学金の納入や書類提出などがあり、大学ごとに期限が違います。
さらにやっかいなのが、「手続き期限=考える期限」になってしまうことです。期限が早い大学があると、実質その日までに決めないといけません。だから最初にやるべきことは、気持ちの整理よりも締切の整理です。
まずはここだけ先にやってみてください。
- 各大学の「入学金・手続き期限」をメモする
- 期限が早い順に並べる
- カレンダーに入れる(スマホでOK)
ここまでやっておくと、「まだ時間があるから落ち着いて考えよう」ができます。迷っている人ほど、この作業が最初の安心につながります。
進学先を決める基準5選

情報が多いと、考えるほど決められなくなります。
しかも「大学名」「偏差値」「評判」みたいな大きい情報は、逆に迷いを増やしやすいです。
だから最初は、比べる軸を増やさずに、5つだけで整理するのがおすすめです。
この5つで比べれば、「自分は何を大事にしたいのか」が少しずつ見えてきます。
① 学びたい内容に近いか(学部・授業)
大学名より、実はここがかなり大事です。
4年間通うので、「興味が持てる授業があるか」で満足度が変わります。
- 1〜2年の必修に興味が持てそうか
- コース・ゼミ・研究分野が自分の方向と合うか
- 「これ学びたい」が少しでもあるか
ここは、完璧に決めきれなくても大丈夫です。
ただ、「なんとなく楽しそう」「授業を受けてみたい」がある大学は、入学後も前向きに頑張りやすいです。
② 通学・生活がきつくないか(距離・時間)
通学は毎日のことなので、ここを軽く見るとあとでしんどくなりやすいです。
「片道○分なら平気」と思っても、雨の日や疲れている日が続くと、体感が変わることがあります。
- 片道の時間(毎日続きそうか)
- 乗り換えのストレス
- 一人暮らしなら生活が想像できるか
通学がラクだと、勉強やサークルに使える体力と時間が残ります。逆に通学がきついと、生活の余裕が減りやすいです。
③ お金(学費+生活費)
「行きたい」だけで決めると、あとで苦しくなることがあります。
ここは気持ちの問題というより、「続けられるかどうか」の現実の話です。
- 学費(入学金・授業料・その他費用)
- 一人暮らしなら家賃・食費など
- 奨学金や特待制度の条件
お金の話はちょっと言い出しづらいかもしれませんが、早めに確認した方が安心です。
親とも話しやすいタイミングなので、「月いくらくらいなら大丈夫そう?」まで一度すり合わせておくのがおすすめです。
④ 将来の選択肢が広がるか(資格・進路)

将来を決めきれていなくても、全然大丈夫です。
その場合は「選択肢が広がりそうか」で見ればOKです。
- 取りたい資格に強いか(教員・看護・会計など)
- 進路実績やキャリア支援があるか
- 大学院に進む人が多い学部か
ここは、「今の興味」と「将来の現実」のバランスを取る場所です。
どっちかだけに振り切るより、「興味もあるし、進路も広い」大学は納得しやすいです。
⑤ 雰囲気が合いそうか(ストレスなく通えるか)
これは数字では決めにくいけれど、意外と大事です。
合わない場所だと毎日が疲れてしまうし、逆に雰囲気が合うと、少し大変でも頑張れます。
- 自分が通っているイメージが持てるか
- キャンパスの空気感が好きか
- 無理しなくてよさそうか
オープンキャンパスに行けるなら一番いいですが、行けない場合は大学のSNSや動画、在学生の発信などで雰囲気をつかむのも十分ありです。
それでも決められない時の決め方

ここからは、実際に決めるときの順番です。
迷っている人ほど、この順でやると決めやすいです。
手順①:まず「絶対ムリ」を消す
候補が多いほど苦しくなるので、最初に削ります。
これは「妥協」ではなく、現実的に選択肢を整理する作業です。
- 通学が往復3時間で続かなそう
- 学びたい内容がほぼない
- 金銭的に無理がある
「ムリなものを消す」だけでも、一気に気持ちがラクになります。
手順②:候補を2つにしぼる
最終的に2つになると、比較がかなり簡単になります。
3つ以上あると、良い点が分散してしまって、ずっと迷い続けやすいです。
もし2つにできない場合は、さっきの「5つの軸」のうち、今の自分が一番重視したいものを1つ決めて、それでふるいにかけると絞りやすいです。
手順③:同じ項目で書いて比べる(これが強い)
頭の中だけで考えると、なかなか決められません。
メモでいいので、同じ項目で並べます。
- 学び:A / B
- 通学:A / B
- お金:A / B
- 将来:A / B
- 雰囲気:A / B
書いてみると、「自分はここを気にしてたんだ」が見えてきます。
迷いが減るのは、答えを見つけるというより、決める理由がはっきりするからです。
どうしても決められない時は…

最後まで迷うのは普通です。
ここまで整理しても決めきれないなら、候補がどちらも悪くない証拠でもあります。どちらを選んでも大きく間違いではないので、必要以上に不安にならなくて大丈夫です。
そのときは、次の3つが決め手になります。
① 4月からの生活が想像できる方
授業・通学・友だち・バイトまで、なんとなく想像できる方は強いです。
想像できる=「現実的に続けられそう」が見えている状態です。
もし迷ったら、「1年後の自分」をイメージしてみてください。
朝の通学、授業の受け方、空きコマの過ごし方まで想像できる方は、生活のストレスが少なくなりやすいです。
② 学びの中身が「ちょっと楽しそう」な方
「授業受けてみたい」「この分野気になる」って思える方は後悔しにくいです。
大学は、高校よりも「好きな方が伸びる」場面が増えます。
パンフレットやシラバスを見て、授業名に少しでも惹かれるものがあるか、軽く確認するだけでも判断しやすくなります。
“なんとなくでも楽しそう”がある大学は、頑張る理由が作りやすいです。
③ 選んだ後に“ちゃんと動けそう”な方
正直、大学名だけで人生が決まるわけじゃありません。
どこを選んでも、入学後に動ける人が強いです。
サークル、資格、インターン、勉強…。
「入ったらこれをやってみたい」が思い浮かぶ方は、大学生活を自分で良い方向に持っていきやすいです。
逆に、どっちも同じくらいなら、「まず最初に動きやすそうな方(通学・環境・雰囲気)」で決めても大丈夫です。
進学先を決める際のよくある失敗

- 偏差値やイメージだけで決めて、学部が合わない
- 通学の大変さを甘く見て、疲れてしまう
- 周りに言われた方を選んで、自分が納得できない
- 期限を見落として、選択肢が消える
失敗は「考え方」を知っていれば防げます。
だからこそ、比べる軸をそろえるのが大事です。
特に多いのは、「なんとなくの情報」で決めてしまうことです。
たとえば「ここ有名だから」「友だちが行くから」「親にすすめられたから」も、理由としては悪くありません。でも、それだけだと入学後に迷いが出やすいです。小さくてもいいので、「自分の理由」を1つ持っておくと安心です。
また、周りの意見は参考にしてOKですが、最後は自分の納得が必要です。
大学生活は自分が通うので、「自分が納得できる理由」で決められると強いです。
もし相談するときは、いきなり「どっちがいいと思う?」より、
「私は○○が大事で、AとBで迷ってる。どう思う?」
と聞くと、相手も答えやすくなります。
まとめ:迷ったら「学び・通学・お金・将来・雰囲気」で決めよう!

複数合格で迷うのは、ちゃんと考えている証拠です。
最後は次の5つで比べれば、かなり整理できます。
- 学びたい内容に近いか
- 通学・生活が現実的か
- お金が続けられるか
- 将来の選択肢が広がるか
- 雰囲気が合いそうか
そして、どこを選んでも大事なのは「選んだあと」です。
納得できる決め方をして、気持ちよく4月を迎えましょう!