「英語の勉強をしたいけれど、何から始めたらいいか分からない」
「参考書は買ったのに、なかなか続かない」
そんなときに試してみてほしいのが、ChatGPTを「英語の家庭教師」代わりに使う勉強法です。
今回は『ChatGPTを使った英語の勉強法』を紹介します!
この記事では、ChatGPTで英語を勉強するときの基本的な考え方から、「単語・文法・長文・英作文・会話の具体的な使い方」までまとめて紹介します。
AIに全部お任せするのではなく、自分の努力を後押ししてもらうためのツールとして使うというイメージです。
ChatGPTで英語を勉強するのはあり?なし?

結論から言うと、うまく使えばかなり「あり」です。
ChatGPTには、英語学習との相性が良いポイントがいくつもあります。
- 24時間いつでも質問や会話ができる
- 間違えても誰にも見られないので、心理的なハードルが低い
- 自分のレベルに合わせて、説明を噛み砕いてくれる
- ある程度までは無料で使える
一方で、注意しておきたい点もあります。
- ときどき不自然な表現や誤りが混ざることがある
- 発音・イントネーションなどの細かい指導は、音声教材や人の先生の方が得意なことが多い
- なんでもAIに頼りすぎると、「自分で考える時間」が減り、定着しにくくなる
そのため、「教科書や参考書+ChatGPT」という組み合わせで使うのがおすすめです。
ChatGPTを「勉強を代わりにしてくれる存在」ではなく、「自分の学習を支えてくれる相棒」として位置づけると、ちょうどいい距離感になります。
ChatGPTを英語の勉強に使うときのポイント

ここでは、ChatGPTを英語学習に活用するうえで、知っておきたい前提や考え方を整理します。
① ChatGPTは「先生」ではなく「家庭教師アシスタント」として使う
ChatGPTは、教科書や単語帳の代わりになるものではありません。
あくまで、自分で勉強したうえで、「分からないところ」や「自信がないところ」をフォローしてもらう方が効果があります。
基本的な勉強の流れは、次のようなイメージです。
- 自分でテキストや問題を読む
- 自分で例文や英作文を書いてみる
- 自分なりに考えて答えを出す
- ChatGPTに質問したり、添削をお願いしたりする
この流れを繰り返していくと、「AIに教えてもらった情報」ではなく、「自分で理解して使える知識」が増えていきます。
② 最初に「条件」を伝えると、説明が分かりやすくなる
ChatGPTに質問するときは、最初に「自分のレベル」や「どんな説明がほしいか」を伝えておくと、返ってくる答えが一気に使いやすくなります。
例えば、次のような文章を最初に送っておくと便利です。
あなたは優しい英語の先生です。
私は英語が苦手な日本人大学生です。
単語や文法の説明は、中学〜高校レベルの日本語で、
できるだけ分かりやすく説明してください。
間違いがあれば、丁寧に直して理由も教えてください。
このように、役割・自分のレベル・説明の希望をまとめて伝えておくと、その後のやりとりがスムーズになります。
毎回打つのが大変な場合は、テンプレとしてメモしておくと楽です。
③ AIが正しいと思い込まない
ChatGPTの回答はとても便利ですが、100%正しいわけではありません。
とくに、試験で使う英作文や、ビジネスメールなどの重要な文章では、慎重に確認したほうが安心です。
確認するときには、次のような方法が役に立ちます。
- 手元の辞書や文法書で、単語や文法の使い方を確かめる
- 信頼できる英語学習サイトを併用して、用法をチェックする
- ChatGPTに「他の言い換え例」も複数出してもらい、共通している部分を参考にする
「ChatGPTが言っているから大丈夫」ではなく、「AIの答えを参考にしながら、自分でも一度考えてみる」という姿勢が大切です。
スキル別:ChatGPTを使った英語勉強法

ここからは、伸ばしたいスキルごとに、具体的な使い方を紹介します。
① 単語・フレーズの勉強に使う
単語帳だけで勉強していると、「意味は分かるけれど、実際にどう使えばいいのか分からない」と感じることがあります。
ChatGPTを組み合わせると、単語を「文の中」で覚える練習がしやすくなります。
次のような使い方が効果的です。
- 単語の意味と、日常会話で使いやすい例文をセットで出してもらう
- 似ている単語の違い(ニュアンス・使い分け)を説明してもらう
- 覚えた単語だけを使った小テストを作ってもらう
プロンプトの例です。
“curious” という単語の意味と例文を教えてください。
中学〜高校レベルの日本語で説明して、
会話で使えそうな英文を3つ出してください。
それぞれに日本語訳もつけてください。
“say” と “tell” の違いを、日本人が間違えやすいポイントに絞って説明してください。
最後に、どちらを使うか選ぶクイズを5問作ってください。
このように、意味の確認だけで終わらせず、例文やクイズまでセットでやると、単語が記憶に残りやすくなります。
② 文法の理解と練習に使う
文法書を読んでいても、「説明は読んだけれど、いまいちピンと来ない」ということがあります。
そのようなときは、ChatGPTに「自分専用の解説」をお願いすると理解しやすくなります。
具体的には、次のような使い方が考えられます。
- よく分からない文法項目を、日本語で噛み砕いて説明してもらう
- 自分で書いた英文をチェックしてもらい、どこが・なぜ間違っているのかを教えてもらう
- 特定の文法だけに絞った練習問題を作ってもらう
プロンプトの例です。
現在完了と過去形の違いがよく分かりません。
中学〜高校レベルの日本語で、
「いつ現在完了を使って、いつ過去形を使うのか」を分かりやすく説明してください。
そのあとで、どちらを使うか選ぶ練習問題を10問作って、
最後に答えと簡単な解説をつけてください。
次の英文の文法と表現が正しいかチェックしてください。
間違っているところがあれば直して、なぜそうなるのか日本語で説明してください。
さらに、もっと自然な言い方があれば教えてください。
I am living in Tokyo since 2020.
自分の癖や苦手なところがはっきりしてくるので、「何となく分かる」から「自分で使える」状態に近づいていきます。
③ リーディング(長文読解)のサポートに使う
英字新聞やニュースサイト、洋書、試験の長文などを読むとき、ChatGPTを「解説付き辞書」のように使うと便利です。
全部を機械翻訳にかけるのではなく、「自分で読んだうえで、どうしても分からない部分だけ聞く」という使い方がポイントです。
便利な使い方の例は次の通りです。
- 文構造が分かりにくい1〜2文だけを抜き出して、詳しく解説してもらう
- 難しい単語や表現だけをリストアップして、意味やニュアンスを教えてもらう
- 読み終わったあとに、要約と内容理解クイズを作ってもらう
プロンプトの例です。
次の英文の意味と文構造を詳しく説明してください。
文ごとに区切って、主語・動詞・目的語がどれかも教えてください。
(ここに英文を貼る)
次の英文の内容を、日本語で3〜4行に要約してください。
そのあと、内容を理解しているか確認するための
簡単な英語のクイズを3問作ってください。
(ここに英文を貼る)
自分で読んで、どうしても分からないところだけ聞く習慣をつけると、読解力が少しずつ底上げされていきます。
④ ライティング(英作文・日記・メール)の添削に使う
英作文の添削は、ChatGPTが特に得意としている分野です。
英語日記やエッセイ、メールなどを書いて送り、フィードバックをもらうことで、表現の幅を大きく広げることができます。
よく使われるパターンは次の通りです。
- 毎日短い英語日記を書き、添削してもらう
- 英検やTOEICなどのライティング問題の練習をし、模範解答と比較する
- 先生や友人に送る英語メールのチェックをお願いする
プロンプトの例です。
次の英語日記を添削してください。
① 間違っているところを直す
② なぜそう直したのかを日本語で説明する
③ もっと自然な表現の言い換えがあれば3つ教える
という形でお願いします。
(ここに英語日記を書く)
英検準2級レベルのライティングの練習をしたいです。
よく出そうなテーマで、80〜100語くらいの英作文課題を3つ出してください。
そのあと、それぞれの模範解答も書いてください。
「書く→直してもらう→もう一度書いてみる」というサイクルを回すうちに、自分の中で自然な英語表現が少しずつ増えていきます。
⑤ スピーキング・会話練習に使う
音声会話機能が使える環境であれば、ChatGPTを英会話の相手として利用することもできます。
テキストベースでも、「ロールプレイ形式」で会話のやり取りを練習できます。
次のような練習がしやすくなります。
- レストランやホテル、空港などのシチュエーション別会話の練習
- 英語での自己紹介や、面接の受け答えの練習
- 会話のあとに、自分の英語表現をまとめて添削してもらう
プロンプトの例です。
レストランで注文するときの英会話を練習したいです。
あなたは店員役、私はお客さん役になってください。
会話は英語で進めてください。
私の英文が不自然なときは、会話のあとで
① より自然な表現
② 日本語での解説
を教えてください。
英語での自己紹介の練習をしたいです。
大学生を想定して、面接でよく聞かれる質問を英語で5つ、1つずつ聞いてください。
私が英語で答えたあと、
表現を添削して、より自然な答えの例も教えてください。
実際のネイティブスピーカーと話す前の「予行練習」として使うと、心のハードルも下げやすくなります。
「英会話をもっと練習したいけれど、オンライン英会話に毎回つなぐのは少し気が重い」「英会話アプリも気になるけれど、どれを選べばいいか分からない」ChatGPTなら、24時間いつでも英語で話しかけることができ、間違えても誰かに見られるこ[…]
英語の勉強を続けるための工夫とプロンプトテンプレ

ここでは、ChatGPTを使った英語学習を無理なく続けるためのコツと、使い回しやすいプロンプト例を紹介します。
ChatGPT学習が続かない理由のひとつに、「毎回、何を聞けばいいか考えるのが面倒」というものがあります。
この問題は、よく使うプロンプトをテンプレ化しておくことでかなり解消されます。
① よく使うテンプレの例
日常的に使いやすいテンプレートをいくつか用意しておくと、すぐに学習を始められます。
- 単語の勉強用
「この単語の意味と例文を教えてください。日本語訳もつけてください。」 - 文法の確認用
「この文法の説明と、練習問題と、解説をまとめてください。」 - 英語日記の添削用
「次の英語日記を添削してください。間違いを直し、理由と自然な言い換えを教えてください。」 - 会話練習用
「○○の場面での英会話をロールプレイ形式で練習したいです。あなたは〜役、私は〜役になってください。」
これらをスマホのメモなどに保存しておき、毎回コピペして使うようにすると、「とりあえず何か聞いてみる」までのハードルがぐっと下がります。
ChatGPTと組み合わせて使いたい他の英語教材

ChatGPTだけでも多くのことはできますが、すべてをカバーできるわけではありません。
特に、発音やリスニング、本物の会話のテンポなどは、他の教材やサービスの方が得意な場合が多いです。
ここでは、ChatGPTと一緒に使うと効果的な教材やサービスの例を挙げます。
目的ごとに役割を分けて組み合わせると、学習効果が高まりやすくなります。
- 単語・文法の基礎固め
: 学校の教科書・市販の文法書・単語帳 - リスニング・発音
: 英会話アプリ、音声付き教材、YouTubeやラジオ - 実際の人との会話練習
: オンライン英会話、英会話カフェ、留学・短期研修 など
全体としては、次のような役割分担を意識するとバランスが良くなります。
- 「基礎知識」や「音声」は、教科書・参考書・音声教材で身につける
- 「疑問の解決」や「アウトプットの練習」は、ChatGPTで補強する
こう考えると、ChatGPTを無理に特別扱いする必要はなく、他の教材と並ぶひとつのツールとして自然に取り入れやすくなります。
「英語を話せるようになりたいけれど、いきなり先生と1対1はちょっと緊張する…」スマホさえあれば、通学中や寝る前の10分でも英語を話す練習ができて、何度間違えても気まずくならないのが英会話アプリの大きな魅力です。この記事では、AI英[…]
まとめ

ここまで、ChatGPTを使った英語の勉強法を紹介してきました。
最後にポイントを整理します。
- ChatGPTは、英語学習と相性の良い強力なツール
- 24時間質問でき、自分のレベルに合わせて説明してもらえる
- 単語・文法・長文・英作文・会話のすべてで活用できる
- ただし、誤りが混ざる可能性や、発音・リスニングの弱さには注意が必要
- 教科書や参考書、音声教材、オンライン英会話などと組み合わせて使うと、バランスよく力を伸ばせる
ChatGPTは、「一瞬で英語ができるようになる魔法の道具」ではありません。
しかし、自分で学び続けようとする人にとっては、疑問をすぐに解消してくれる、心強い学習パートナーになってくれます。
この記事で紹介したプロンプトの中から、まずはひとつだけでも試してみてください。
そこから少しずつ、自分なりの「ChatGPT英語勉強スタイル」を作っていけば十分です。