「英語の点があと少し伸びない…」「長文になると時間が足りない…」──そんな悩みを持つ中学生にとって、偏差値60は大きな目標のひとつです。ですが、正しい方法で学べば決して届かない数字ではありません。
この記事では、偏差値60を目指す中学生・高校受験生に向けて、英語を効率よく伸ばすための勉強法を解説します。単語や文法の基礎をしっかり固めながら、長文読解・リスニングで実力を発揮する力を身につけるステップを紹介します。
さらに、英検や映像授業、英会話などの活用法も取り上げます。勉強を「苦手を克服する時間」から「できるようになる実感を得る時間」に変えて、英語を得意科目にしていきましょう!
1. 偏差値60の位置づけと目指すために大切なこと

偏差値60は、全国の中学生・高校受験生の中でも上位25〜30%ほどに入る実力です。ここまで到達できれば、難関校や人気校の合格も十分に狙えるレベルといえます。
ただし、偏差値60は「基礎ができているだけ」では届きません。単語や文法の知識をしっかり使いこなし、長文読解やリスニングで内容を理解する力が必要です。つまり、“知識を活かす練習”がポイントになります。
また、このレベルを目指すうえで大切なのは、「分からないまま進まないこと」です。文法のルールや単語の使い方をあいまいにせず、一つひとつ理解してから進むことで、確実に力が積み上がっていきます。
英語は努力が結果に結びつきやすい科目です。正しい方法でコツコツと取り組めば、偏差値50台から60台へのステップアップは十分可能です。焦らず、自分のペースで“使える英語力”を育てていきましょう。
2. 偏差値60を目指す英語の勉強法

偏差値60を目指すためには、「基礎を完璧にしながら応用に慣れていく」ことが大切です。知識を詰め込むだけでなく、理解して使える英語力を身につけましょう。ここでは、実力を着実に伸ばすための5つのポイントを紹介します。
2-1. 単語は“量より定着”を意識する
英単語は覚えたつもりでも、すぐに忘れてしまうことがあります。大切なのは「覚えたあとに何度も使うこと」です。
- 1日に覚える量を決めて、短時間で繰り返す
- 例文と一緒に覚える(文で使えるようにする)
- 発音も確認して、耳でも記憶する
「書いて終わり」ではなく、見る・聞く・声に出すことを意識しましょう。特に受験では、意味を覚えるだけでなく“使える単語”にしておくことが得点アップにつながります。
2-2. 文法は「分かる」から「使える」へ
文法は英語のルール。ここをあいまいにしてしまうと、長文もリスニングも伸びにくくなります。まずは基本を丁寧に復習し、問題演習で定着させましょう。
- 文型・時制・助動詞・関係代名詞など、頻出単元を中心に整理する
- 間違えた問題は、ノートに「なぜ間違えたか」を書く
- 説明できるレベルまで理解する
“分かっているつもり”を防ぐために、間違えた問題をそのままにしないことがポイントです。自分で説明できるようになると、文法が確実に「使える知識」になります。
2-3. 長文は「読んで終わり」にしない
長文読解では、文章を読んで「内容を理解する力」が求められます。読む練習を重ねるだけでなく、読んだあとに考える時間を取りましょう。
- 段落ごとに「何が書かれていたか」を日本語でまとめる
- 分からなかった単語や構文を必ず確認する
- 同じ文章を声に出して音読する
音読を取り入れることで、読むスピードも理解力も上がります。文章の流れを意識して読む練習を続けると、テスト本番でも内容がスッと頭に入るようになります。
2-4. リスニングは“耳を英語に慣らす”練習を
リスニングが苦手な人は、「聞く時間の少なさ」が原因のことが多いです。長時間でなくても、毎日少しずつ耳を慣らすことが大切です。
- 短い音声を繰り返し聞いて、内容をざっくり理解する
- 聞き取れなかった部分をスクリプトで確認する
- 聞き取れるまで何度も挑戦する
1日10分の積み重ねが、数か月後に大きな差になります。内容を理解する意識を持って聞くと、リスニングの点数が確実に上がっていきます。
2-5. 英作文・スピーキングに少しずつ挑戦
偏差値60を目指す段階では、英語を「読む・聞く」だけでなく、「使う」練習も入れていきましょう。難しい英文を書く必要はありません。中学文法を使って、自分の考えを簡単に表現する練習をします。
- 日記のように「今日は〇〇をした」と短い英文を書く
- 模範解答を真似して文の形を覚える
- 音読で発音と文型を体に覚えさせる
少しずつ英語を「自分の言葉」で使えるようになると、英語全体の理解が深まり、読解やリスニングにも良い影響を与えます。
3. 成績が伸び悩んだときのポイント

一生懸命やっているのに点数が伸びない…。そんなときは、焦るよりも「何が原因か」を冷静に見直すことが大切です。ちょっとした勉強のクセを直すだけで、結果が大きくと変わることもあります。
3-1. 「覚えたつもり」で終わっていないか
単語や文法を“知っているだけ”で使えていないケースが多いです。覚えたら終わりではなく、問題の中で実際に使えるかを確認しましょう。
- 単語帳を見ずに例文を言えるかチェックする
- 間違えた問題は、理由をノートにまとめる
- 翌日・1週間後に復習して「定着度」を確認する
「分かる」と「できる」は別物です。できるようになるまで繰り返すことが、成績アップの近道です。
3-2. 得意分野ばかり勉強していないか
リーディングが得意だと、つい長文ばかり解きたくなりますよね。でも、苦手な分野を後回しにすると、全体の得点が上がりにくくなります。
- 苦手分野(文法やリスニング)をあえて優先する
- 「できない問題」をリスト化して1つずつ潰す
- バランスよく勉強時間を配分する
得意だけを伸ばしても限界があります。苦手を減らすことが、偏差値を上げる一番の近道です。
3-3. 同じ問題集を何周もしているか
新しい教材を増やすよりも、1冊を完璧に仕上げる方が効果的です。1周目で間違えた問題を中心に、2周・3周と繰り返して定着させましょう。
- 正解できても「根拠」を説明できない問題は復習対象にする
- 苦手な範囲はページを開いた瞬間に理解できるまで繰り返す
- 間違えノートを作り、解き直し専用に使う
「完璧に理解した教材」が1冊あるだけで、他の問題にも応用できる力がつきます。
3-4. 分からないところは先生や映像授業で補う
自分だけで解決しようとして、分からないまま進めていませんか? それは時間の無駄になってしまうことも。行き詰まったら、すぐに相談・質問をする勇気を持ちましょう。
- 学校や塾の先生に質問して理解を深める
- 映像授業で分からなかった単元を復習する
- 説明を聞いたあとに、自分の言葉で再度まとめる
「理解できない」を放置せず、すぐに解決すること。これが、伸び悩みを抜け出すための最も大事な習慣です。
4. 英検や映像授業も活用する

偏差値60を目指すなら、学校の授業以外にも“英語に触れる機会”を増やすことが大切です。英検や映像授業をうまく使うことで、学習効果が一気に高まります。
英検を目標にする
英検3級〜準2級レベルを目標にすると、単語・文法・リスニングの力がバランスよく鍛えられます。試験勉強のつもりで取り組めば、受験対策にもなります。
- 英検の過去問を「模試」として解く
- リスニングや英作文を通して実践的な力を養う
- 合格という目標がモチベーションアップにつながる
英検は「読む・聞く・書く・話す」の4技能をすべて使う試験です。受験勉強との相乗効果も高く、偏差値60を安定させる力になります。
映像授業で理解を深める
分からない単元や苦手分野は、映像授業を使って効率よく復習しましょう。先生の解説を聞くことで、「なるほど」と理解できることが多くあります。
- 授業で理解できなかった文法を映像で復習する
- リスニング教材としても映像を活用する
- スキマ時間に短い講義を視聴して学習習慣を維持する
自分のペースで繰り返し見られるのが、映像授業の最大の強みです。学校の授業と組み合わせれば、理解がより深まり、勉強の効率も上がります。
5. 英会話にも挑戦してみると英語力が上がる!

偏差値60を目指す段階では、文法や読解の勉強に加えて、「実際に英語を使う練習」を始めると効果的です。英会話は少しハードルが高く感じるかもしれませんが、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられるとても効率的な方法です。
リスニング力が伸びる
英会話では、相手の言葉を理解しようと集中するため、自然とリスニング力が高まります。テキスト音声よりもスピードや発音がリアルなので、最初は聞き取れなくても、回数を重ねるうちに耳が慣れてきます。
- オンライン英会話やAI英会話アプリで“実際の会話”を体験する
- 会話の中でよく使われる表現をメモして復習する
- 聞き取れなかった単語をスクリプトで確認し、繰り返し練習する
生きた英語を聞くことで、学校のリスニング問題がゆっくり聞こえるようになった、という生徒も多くいます。
スピーキング力も自然にアップする
自分の言葉で英語を話す経験は、単語や文法を「使える知識」に変えるチャンスです。最初は短いフレーズでもOK。回数を重ねることで、少しずつスムーズに話せるようになります。
- “I think〜”や“What do you mean?”など、使えるフレーズを覚える
- 日常の出来事を英語で言ってみる練習をする
- AI英会話アプリで、発音や表現をフィードバックしてもらう
英語を「話す」ことで、頭の中で文を作るスピードが上がり、英文の構造理解も深まります。これはリーディングや英作文の力を伸ばすうえでも大きな効果があります。
英会話は「間違えても大丈夫」という気持ちで楽しむことが大切です。完璧な文を話そうとするより、伝えようとする姿勢が重要です。話す・聞く経験を積むほど、英語がどんどん身近な存在になります。
まとめ

偏差値60を目指す英語学習では、「基礎を使いこなす力」をつけることが何より大切です。単語や文法の暗記だけに頼らず、実際に読んだり聞いたりして、知識を活用できるレベルまで引き上げましょう。
また、間違えた問題をそのままにせず、原因を分析して理解を深めることが成績アップのカギです。英検や映像授業、英会話なども積極的に活用して、自分に合った形で英語に触れる時間を増やしていくと、実力はぐんと伸びます。
偏差値60は、「英語が分かる」から「英語が得意」に変わるステップです。焦らずコツコツと続けていけば、確実に目標に届きます。日々の小さな積み重ねを大切にしながら、自信を持って学びを進めていきましょう。