「リスニングが全然聞き取れない…」「受験に向けたリスニングの勉強、何をすればいいの…?」
今回は『高校入試に向けたリスニングの勉強法』を紹介します!
リスニングは正しい方法で練習すれば、誰でも聞き取れるようになります。
「単語は知っているのに、話されると聞き取れない」「聞こえたのに意味がわからない」――そんな悩みを解決するには、リスニングのコツをつかみ、実戦練習を積むことが大切です。
今から準備を始めれば、試験本番でも自信を持って問題を解けるようになりますよ。
高校受験のリスニングの勉強法

リスニングは、実は「確実に得点を伸ばしやすい分野」です。
リスニングが苦手な人でも、正しい勉強法で練習をすれば、確実に点数を上げることができます。
- 英語の音に慣れる
- リスニング問題集で実戦練習をする
- 本番形式の問題を解く
- リスニングのコツを掴む
これらの方法で勉強することで、入試に向けたリスニングの対策をすることができます。
リスニングの問題を解くには少しのコツを知っているだけで良いのです。
① 英語の音に慣れる(リスニングの土台作り)
リスニングが苦手になる原因の一つは、「英語の音そのものに慣れていない」こと です。英語には、日本語にはない発音やリズムがあり、それを聞き取るためには、英語を「音」として理解する練習 が必要です。
- 教科書の音読とシャドーイングをする
- 簡単な英会話を聞く
- 英語のフレーズを丸ごと覚える
教科書の「音読とシャドーイング」は音声を聞きながら、音を真似して発音する方法です。これにより、英語のリズムやイントネーションに自然と慣れることができます。
- 音源を流しながら教科書の英文を見て聞く
- 聞こえた音を真似して発音する(シャドーイング)
- 何度か練習し、意味を理解しながら音読する
英文の音源のスピードに合わせて、できるだけ同じ発音・イントネーションで発音をできるように練習をします。
教科書の音声がない場合は、教科書に対応したCDを購入するか、ほかのリスニング教材を使うのがおすすめです。

『おすすめのシャドーイングの参考書』はこちらです↓

簡単な英会話を聞くことも効果的です。最初はゆっくり話す教材(NHK「基礎英語」など)を使うことで、無理なく英語の音に慣れることができます。
「YouTubeや字幕付きの洋画」をみたりするのもおすすめです。
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また、簡単な英会話のフレーズ集を読んだり聴いたりすると、自然と英語に慣れることができます、

英語のフレーズを丸ごと覚える ことでも、文章として英語を理解する力がつきます。「How are you doing?」「Could you help me?」といったフレーズを、何度も聞いて発音してみましょう。
< 覚えておくと役立つフレーズ >
How are you doing?(元気ですか?)
Could you help me?(手伝ってもらえますか?)
What do you mean?(どういう意味ですか?)
How much does it cost?(いくらですか?)
That sounds great!(いいですね!)
リスニングの土台作りでは、少しずつ英語の音に慣れていくことで、聞き取れる単語や表現が増えていきます。
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② リスニング問題集を使って練習する

英語の音に慣れ、リスニングのコツをつかんだら、「実際にリスニング問題を解く練習」をしましょう。
リスニング問題集を使うことで、出題形式に慣れ、得点を安定させることができます。
- 1週目は普通に聞いて解く
- わからなかった問題は聞き取れるまで聴く(5~10回くらい聴いてもわからなかったら諦める)
- 答え合わせをして間違えた問題は解き方を確認する
- 英文の内容や単語を理解する
- 英文をシャドーイングしてみる

1週目は普通に聞いて解くことで、自分のリスニングのレベルを知ることができます。
また、わからなかった問題は聞き取れるまで聴くようにします。何度聴いても聞き取れない場合は、無理に続けずスクリプト(英文)を確認しましょう。
英文の内容や単語を理解する ことで、次に同じような問題が出たときにスムーズに聞き取れるようになります。
③ 本番形式の問題を解く(過去問・実戦演習)

リスニング問題集で練習したら、「本番と同じ条件で時間を測りながら問題を解く」ことでさらに力をつけることができます。
- 過去問や模試のリスニング問題を使う
- 時間を測って解く
- 聞き取れなかった問題は、スクリプトを確認しもう一度聞く
- 間違えた問題は何度も音声を聞く
過去問や模試のリスニング問題を使うことで、試験の形式や出題パターンに慣れます。
また、時間を測って解くことで、本番と同じリズムでリスニングに取り組めるようになります。試験当日に焦らないためにも、必ず実戦形式で練習しておきましょう。
聞き取れなかった問題は、スクリプトを確認しもう一度聞いてみましょう。

リスニングが聞き取れるようになるコツやテクニック4つ

リスニングでは、すべての単語を完璧に聞き取る必要はありません。大切なのは、会話の流れをつかみ、重要なキーワードを聞き取ることです。
- 最初の1文に注目する
- 質問文を先に読んで、何を聞かれるのか予想する
- よく出る単語やフレーズを覚えておく
- 内容を全部理解しようとしない
話の内容を大まかに理解し、質問の答えを推測できるようになると、得点アップにつながります。
1.最初の文に注目する
リスニングの問題では、最初の1文で「誰が」「何について話しているのか」を把握することが重要です。最初の1文が理解できれば、その後の会話の展開を予測しやすくなります。
例えば、次のような会話を考えてみましょう。
A: “Hey, what are you going to do this weekend?”
B: “I’m thinking of going to the park with my friends.”
この場合、最初の文で「週末に何をするのか」が話題になっていることが分かります。すると、Bの返答も「週末の予定」に関する内容になるはずだと予測できます。
最初の1文を正しく理解するためには、普段から「英語のイントネーションやリズムに慣れる」「短い会話文を聞き、話の流れをつかむ練習をする」ことが効果的です。
2.先に質問文を読んで、何を聞かれるのか予想する
リスニング問題では、「問題文(質問)を先に読んでおく」ことが非常に重要 です。
何を問われるのかが分かっていると、リスニング中に意識すべき単語やフレーズが明確になる からです。
例えば、Q: What will Tom do next?(トムは次に何をするか?)という質問が書いてある場合は、リスニング中に「トムの行動を表す単語」に注目して聞くようにすると、正解を選びやすくなります。
また、Q: How much is the ticket?(チケットはいくらですか?)という質問が書かれていた場合は、「数字や金額に関する情報」を意識して聞く と、正しい答えを見つけやすくなります。
先に質問読んでおくことで、全て聞き取れなくても必要な部分が聞き取れれば点数が取れるようになります。
3.よく出る単語やフレーズを覚えておく

リスニングには、頻出の単語やフレーズ があります。
これらを覚えておくことで、会話の流れを予測しやすくなり、聞き取れなくても答えを推測できることが増えます。
【あいさつや質問】
Hello, how are you?(こんにちは、元気ですか?)
Can I help you?(お手伝いしましょうか?)
What time does the bus leave?(バスは何時に出発しますか?)
【買い物やお金に関する表現】
How much is it?(いくらですか?)
Can I pay by credit card?(クレジットカードで支払えますか?)
Do you have a discount?(割引はありますか?)
【天気に関する表現】
It’s going to rain tomorrow.(明日は雨が降るでしょう。)
The weather is nice today.(今日は天気がいいですね。)
【時間や日程の表現】
Let’s meet at 3 o’clock.(3時に会いましょう。)
I’ll be back in ten minutes.(10分後に戻ります。)
これらの表現を覚えておくだけで、リスニング中に聞き取れる単語が増え、正しい答えを選びやすくなります。
4.内容を全部理解しようとしない

リスニング中に「全部聞き取れなかった」と焦ることはよくあります。しかし、すべての単語を完璧に理解する必要はありません。
リスニングの試験では、部分的に聞き取れた単語やフレーズを手がかりに、正しい選択肢を推測する力が求められます。
例えば、次のような会話が流れたとします。
A: “Excuse me, how much is this book?”
B: “It’s fifteen dollars and ninety-nine cents.”
この会話の中で、「how much」や「fifteen dollars」という単語が聞き取れれば、「金額を答える問題である」と分かります。たとえ「ninety-nine cents」の部分が聞き取れなくても、「fifteen dollars」が分かっていれば、正しい選択肢を選ぶことができます。
また、リスニングの中には「同じ意味の別の表現」に言い換えられることがあります。例えば、
Q: What will the weather be like tomorrow?
A: It will be sunny and warm.
この場合、質問では「weather(天気)」という単語が使われていますが、答えでは「sunny(晴れ)」と「warm(暖かい)」という単語が使われています。
こうした言い換え表現にも注意しながら聞くことが大切 です。
まとめ
今回は『高校入試に向けたリスニングの勉強法』を紹介しました。
リスニングは、毎日少しずつ練習するだけで、目に見えて成長できる分野です。焦らずコツコツ対策を続けていきましょう!
ほかにも、「高校入試に向けた英語の勉強法」を紹介しています。英語を得意科目にして、志望校合格を目指しましょう〜!
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