大学生の多くが、そろそろ本格的に就職活動を意識し始める時期です。
その中で、多くの学生が最初のステップとして参加を検討するのが「インターンシップ」です。
今回は『インターンの探し方や参加方法・メリット』を紹介します。
実際にどのような内容なのか、参加する意義や企業の選び方が分からず、戸惑いを感じている方も少なくないでしょう。
本記事では、インターンシップの基本的な仕組みから、参加するメリット、選考対策や実際の体験談までを体系的にまとめました。
1.インターンシップとは?

インターンシップとは、学生が企業の中で実際に働くことで、仕事や職場の雰囲気を体験できるプログラムのことです。就職活動の一環として注目されており、大学3年生の多くが「就活準備の第一歩」として参加しています。
説明会とは異なり、実際に企業の現場に入ることで、働くイメージが具体的に掴めるのが大きな特徴です。企業によっては、学生に本格的な業務を任せることもあり、社会人としてのスキルを磨く貴重な機会になります。
① 短期インターンと長期インターンの違い
インターンには大きく分けて「短期」と「長期」の2種類があります。それぞれの特徴を簡単に紹介します。
■ 短期インターン(1日~1週間程度)
業界説明、グループワーク、社員との座談会などが中心
企業理解を深めることが目的
夏休みや春休みに集中的に開催される
選考なし・オンライン開催も多く、参加しやすい
■ 長期インターン(数週間~数ヶ月)
実際の業務に関わる本格的な職場体験
報酬(有給)が出ることもある
平日週2~3日勤務など、アルバイトのような形で参加
ベンチャーやIT企業で多く見られる
自分の目的やスケジュールに合わせて、「業界を広く見てみたい」のか「実践的な経験を積みたい」のかを考えて選ぶと良いです。
② 有給インターンと無給インターン
報酬の有無によって、「有給インターン」と「無給インターン」にわかれます。
- 有給インターン:主に長期型で、労働力としての役割も求められる。時給や交通費が支給される場合が多い。
- 無給インターン:短期型に多く、あくまで「学びの場」としての位置づけ。報酬はないが参加のハードルは低い。
いずれにしても、大切なのは「お金」よりも「何が得られるか」という視点です。
③ インターンと就職活動の本選考との関係

近年、インターンは単なる職業体験にとどまらず、本選考に直結するケースが増えています。
特に、夏や秋のインターンで優秀と判断された学生に対して、
- 早期選考ルートへの案内
- リクルーター面談のオファー
- OB・OG訪問のきっかけづくり
など、そのまま内定につながる可能性もあるのが現在の傾向です。
つまりインターンは、「就活の練習」ではなく、「就活の第一ステージ」と言っても過言ではありません。
インターンは、就活を控えた大学3年生にとって、自分の将来を考えるための最初の実践の場です。
業界理解・自己分析・実務経験・選考対策と、あらゆる面で役立つ要素が詰まっています。
まずは一度、興味のある企業を探してみることから始めてみましょう。
2.インターンシップに参加するメリット
まだ業界や職種のイメージがぼんやりしている段階では、インターンがどれだけ役に立つのか分かりにくいかもしれません。
実際、インターンに参加することで得られる学びや気づきは多く、将来の進路選択や就職活動において、確かな指針を持つ助けになります。ここでは、インターンの主なメリットを4つ紹介します。
① 業界や職種についての理解が深まる
インターンでは、実際の企業で働く現場に触れることで、業界の特徴や職種ごとの役割を具体的に知ることができます。
説明会やホームページだけでは得られない、リアルな仕事の雰囲気を体感できるのが大きな魅力です。
自分が思っていたイメージとの違いに気づくことも多く、「この分野は向いていそう」「ここはあまり合わないかもしれない」といった発見が、進路選択の重要な判断材料になります。
② 自分自身の適性や価値観が見えてくる
実際に企業で仕事を体験してみると、自分がどんなことにやりがいを感じるのか、どんな環境で力を発揮しやすいのかが見えてきます。
こうした経験は、自己分析を深めるうえで非常に有効です。
就職活動で問われる「あなたはどんな人ですか?」「どんな仕事をしたいですか?」という問いに、自信を持って答えられるようになるでしょう。
③ 選考で活かせるエピソードができる
エントリーシートや面接では、「学生時代に取り組んだこと」や「困難をどう乗り越えたか」といった実体験を問われることが多くあります。
インターンでは、限られた期間でも自分なりに考えて行動した経験が生まれます。
その経験は、自分らしさを伝える具体的なエピソードとして活用できるため、就職活動の準備としても非常に有効です。
④ 企業とのつながりができる
企業によっては、インターン参加者を対象とした早期選考や特別ルートを用意している場合があります。
実際に「インターンがきっかけで選考に進み、そのまま内定につながった」という例も少なくありません。もちろんすべての企業がそうというわけではありませんが、企業との距離を縮めるきっかけになることは確かです。
インターンは、「就活のために仕方なく行くもの」ではなく、自分の進路を見つけるための手がかりになる貴重な機会です。迷っている人ほど、一度参加してみる価値があるはずです。
3.インターン参加までの流れ

インターンに参加するまでの一連の流れと情報収集の方法を紹介します。
Step 1:インターン情報を集める
まずは、どんな企業がどんなインターンを実施しているのかを知ることから始めましょう。情報源はいくつかあります。
- 就活ナビサイト(マイナビ、リクナビ、ワンキャリア、キャリタス就活など):最も定番で、検索やエントリーが簡単。
- 大学のキャリアセンター:中小企業や地元企業、学内限定のインターン情報が手に入ることも。
- SNSやインターン体験談サイト:実際に参加した先輩の感想や選考内容が見られる。
- 企業の公式採用ページ:ナビサイトに載っていない独自募集をしている企業も多い。
- 先輩や友人の口コミ:特に同じ学部・学科の先輩の話は、自分に近い視点で参考になります。
情報収集は「とりあえず気になる企業を見つけてみる」くらいの軽い気持ちで始めても大丈夫です。
この記事の後半に『就活やインターンの情報の集め方』について書いています。
Step 2:募集時期を確認し、スケジュールを立てる
インターンは季節ごとに募集・開催されるため、時期を逃さないように計画的に動くことが大切です。
- 夏インターン(6月〜9月開催):大学3年生にとって最も参加者が多く、早期選考につながることも。
- 冬インターン(12月〜2月開催):夏よりはやや短めのプログラムが多く、志望業界の絞り込みにも有効。
それぞれの時期の2〜3ヶ月前にエントリーが始まるため、募集開始は早めにチェックしておきましょう。
Step 3:エントリーと書類の準備
インターンに参加するには、エントリーシート(ES)や履歴書の提出が必要なケースが多いです。
エントリー内容は企業ごとに異なりますが、よくあるのは以下のような項目です。
- 志望動機
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- 自己PR
- 将来の目標や興味のある職種
初めてのESは難しく感じるかもしれませんが、形式にとらわれすぎず、自分の言葉で書くことを意識しましょう。大学のキャリアセンターや先輩に添削をお願いするのもおすすめです。
早めに自己分析をしておくと、スムーズに書けるようになります。
『エントリーシート(ES)や就活書類の書き方』についてはこの記事に詳しく書いています。↓
Step 4:選考(選考がないインターンもある)
インターンによっては、書類選考や面接、グループディスカッション(GD)などの選考プロセスがあることもあります。
- 短期インターン:選考なし or 書類のみの場合が多い
- 長期インターン:面接や実技課題があることも
不安な場合は、グループディスカッションや面接の練習会に参加したり、模擬ESを書いてみたりすることで、安心して選考に臨めます。
Step 5:参加準備を整える
インターン参加が決まったら、当日に向けて必要な準備をしておきましょう。
- 服装の確認(スーツ/私服指定)
- 当日のスケジュール・場所・持ち物の確認
- 企業研究と業界の下調べ
- 質問したいことを考えておく
- 交通費や宿泊の手配(対面の場合)
また、インターン後には、お礼メールを送るのがマナーです。短い内容でも構わないので、感謝の気持ちを伝えることで、丁寧な印象を残すことができます。
4.インターン情報の集め方5選

インターンの情報は、探し方次第で出会える企業の幅が大きく変わります。ここでは、大学生がインターン情報を効率よく集めるための代表的な手段をご紹介します。
① 就活サイトを活用する
最も多くの学生が利用しているのが、就活・インターン専門のナビサイトです。以下のようなサイトでは、企業ごとのインターン情報が豊富に掲載されており、エントリーも簡単に行えます。
- マイナビ(インターンシップ)
- リクナビ、あさがくナビ
- キャリタス就活、オファーボックス、ワンキャリア
- 外資就活ドットコム(外資系/ハイレベル向け)
- Goodfind(ベンチャー志向向け)
検索機能や絞り込み条件も充実しているため、自分の興味や条件に合ったインターンを見つけやすいのが特徴です。
② 大学のキャリアセンター・学内掲示板

意外と見落とされがちですが、大学のキャリアセンター(就職課)には企業から直接インターン情報が届いていることも多くあります。
地元企業や中小企業の情報が充実している
学部・研究室向けの限定インターンがある場合もある
オンライン掲示板やメールマガジンで案内されることもあるため、こまめに大学からの情報もチェックしておくと安心です。
③ SNSやインターン体験記サイト
Twitter(X)やInstagram、YouTubeなどでは、実際にインターンに参加した学生による体験談や感想が多数投稿されています。
また、「インターン 体験談」などで検索すると、
- Voicy(音声での体験談)
- 就活会議
- ワンキャリアのインターンレビュー
など、実際の参加者の声や選考フロー、プログラム内容が詳しくまとめられているサイトも見つかります。
生の声を参考にすると、「この企業が合っていそう」「ここは少し厳しそう」など、自分に合う企業を見つけやすくなります。
④ 企業の公式サイトや採用ページ
興味のある企業がすでにある場合は、その企業の公式サイトや新卒採用ページを直接チェックしてみましょう。ナビサイトに掲載されていない、独自のインターン募集を行っているケースもあります。
Google検索で「企業名 インターン」でもOK
企業説明会でインターン情報が案内される場合もある
⑤ 先輩や友人に聞いてみる
同じ大学・学部の先輩が、どんなインターンに参加していたのかを聞いてみるのも有効な手段です。
「こういう雰囲気だった」「実際にはこういう仕事をした」など、求人ページには載っていないリアルな体験談が得られることもあります。ゼミやサークル、キャリアイベントなどで積極的に聞いてみましょう。
情報収集は「待つ」よりも「探す」姿勢が大切
いろいろなルートを活用しながら、自分の興味やライフスタイルに合ったインターンを探してみましょう。
「なんとなく良さそう」「ちょっと気になる」程度でも十分。気になったら、まずはエントリーしてみることで、新たな視野が開けるかもしれません。
5.インターン先を選ぶ時のポイント

インターンに参加してみようと思っても、「どの企業を選べばいいのかわからない」と感じる人は多いはずです。興味がある業界がはっきりしていない場合や、就活に対してまだ漠然とした不安がある段階では、最初の一歩がなかなか踏み出せません。
ここでは、インターン先を選ぶ際の具体的なポイントを4つに絞ってご紹介します。自分に合ったインターンを見つけるヒントにしてみてください。
① 関心のある業界・職種から探してみる
最初は、「なんとなく興味がある」レベルでかまいません。たとえば「人と関わる仕事がしたい」「数字を扱うのが好き」「ものづくりに関心がある」など、自分の好みや性格に合いそうな業界・職種を手がかりにして探してみましょう。
まだ明確に志望業界が決まっていない場合は、複数の業界を比較してみるのもおすすめです。異なる業界のインターンに参加することで、自分に合う仕事の特徴が見えてくることもあります。
② 実施時期・期間・形式(対面/オンライン)をチェックする
インターンは企業によって形式や日程がさまざまです。自分のスケジュールに無理なく組み込めるものを選ぶことが、継続的に行動するためのコツです。
- 短期インターン:1日〜1週間程度。夏休み・春休みなどの長期休暇中に実施されることが多く、比較的参加しやすい。
- 長期インターン:週数回の勤務を数ヶ月継続。学業やアルバイトとのバランスが必要。
- オンライン形式:移動の負担がなく、自宅から参加可能。遠方の企業にも挑戦しやすい。
無理なく参加できる形式を選ぶことで、負担なく有意義な時間を過ごせます。
③ 募集内容や体験内容をよく確認する
同じ「インターン」という名前でも、内容は企業によって大きく異なります。
- 説明中心のプログラムなのか
- グループワークがあるのか
- 実際の業務に関わる機会があるのか
など、自分が何を学びたいかに合わせて選ぶことが大切です。企業の募集ページや口コミサイト、インターン体験記などを活用して、事前にできるだけ情報を集めておきましょう。
④ 雰囲気や価値観が合いそうかを大切にする
インターンは、企業と自分の「相性」を確かめる機会でもあります。
たとえば、社員の雰囲気、働く人の価値観、社風などは、実際に中に入ってみないとわからない部分です。
もし「この会社、雰囲気が好きだな」と思えたなら、それは立派なインターンの成果です。逆に、「思っていたのと違った」と気づけたことも、就活においては大きな収穫です。
インターン先を選ぶうえで正解はひとつではありません。大切なのは、「自分の視野を広げるための機会」として前向きに取り組むことです。少しでも気になる企業があれば、まずはチャレンジしてみる。その経験が、次のステップにつながっていきます。
6.インターンで得られる経験やメリット

インターンは、「企業説明を聞いて終わり」「ちょっとした職場見学程度」と思う人もいるかもしれません。実際には、学生が企業の中に入り込み、社員と同じ目線で仕事を体験できる貴重な場です。
実際のインターンでどんな経験ができるのか、内容や雰囲気を紹介します。
① 実際の仕事に近い業務に触れられる
企業によって内容は異なりますが、インターンでは以下のような業務体験やワークが用意されていることが多いです。
- 実際のプロジェクトにチームで取り組む
- 商品企画やマーケティング施策を考えるワーク
- データ分析やレポート作成の体験
- 営業同行や現場見学
- IT企業ではコーディングやUI/UX設計の実習
こうしたプログラムを通して、「働くとはどういうことか」「どんな力が求められるのか」を現場の空気感とともに体感できます。
単なる机上の勉強では得られない、現実的な学びがあるのが特徴です。
② 社員との交流やフィードバックから学びを得られる

インターン中には、社員の方との座談会やフィードバック面談が設けられていることが多くあります。
- 実際に働いている人のキャリアや考え方を聞ける
- 学生の発表やアウトプットに対して具体的なアドバイスがもらえる
- 業界のリアルな話や、社内の雰囲気を直に感じられる
こうした対話を通じて、「この会社に入ったら、どんな人たちと働くことになるのか」というイメージがぐっと具体的になります。
また、就活ではなかなか聞けないような「働くうえで大切にしていること」や「学生時代にやっておいてよかったこと」など、キャリアのヒントも得られるでしょう。
③ チームで成果を出す体験ができる

特にグループワーク型のインターンでは、初対面の学生とチームを組んで、短期間でアウトプットを出すという経験が求められます。
- 意見を出し合いながら方向性を決める
- 役割分担や時間配分を工夫する
- 発表に向けてプレゼンを磨く
こうした体験は、就活だけでなく、今後の大学生活や社会人生活にも活きる実践的なスキルの土台になります。
④ 自分の課題や成長ポイントに気づける
インターンでは、自分の得意・不得意が自然と見えてきます。
- 緊張して発言できなかった
- 意外と論理的に話す力があると気づいた
- プレゼンでうまく伝えられなかったけど、社員からの助言で改善できた
このように、短期間でも多くの気づきと成長のチャンスがあります。
インターンで完璧に振舞おうと思わず、「ここをもっと伸ばそう」「次はこうしよう」と思える経験こそが、インターンで得られる最も大きな成果です。
7.インターン参加後にやるべきこと
インターンは「参加して終わり」ではありません。
むしろ、インターン後の行動によって、その経験の価値が何倍にも広がります。
インターンを終えたあとに大学生がやっておくべきことを紹介します。
① 経験を振り返り記録しておく

インターンが終わったら、できるだけ早いうちに自分が体験したことや感じたことを振り返って整理しておきましょう。
- インターンで取り組んだ業務や課題
- 印象に残った社員の言葉やアドバイス
- 難しかったこと、成長できたと感じたこと
- 業界や職種に対する理解の変化
- 自分の強み・弱みに気づいた瞬間
このように振り返っておくことで、エントリーシート(ES)や面接で「インターンでの学び」を自然に話せるようになります。
就活本番の自己PRや志望動機に活かせる“素材”を見逃さないことが大切です。
② お礼のメールを送る
インターンに参加したあとは、企業や担当者にお礼のメールを送るのが社会人としての基本的なマナーです。短くても構わないので、感謝の気持ちを丁寧に伝えましょう。
- インターンに参加できたことへの感謝
- 印象に残った体験や学び
- 今後の抱負(「今回の経験を今後に活かしていきます」など)
例文も必要であればご提供できますが、何より大切なのは、形式よりも誠意のある言葉を届けることです。
きちんとした印象を持ってもらえることが、後の早期選考などにもつながる可能性があります。
③ 今後の就活にどうつなげるか考える
インターンで得た気づきや学びをもとに、次の行動を考えることも重要です。
たとえば…
- 「この業界にもっと関わってみたい」→ ほかの企業のインターンを探してみる
- 「意外にこの職種が合っていた」→ 志望業界を再検討する
- 「チームで動くのが得意だと気づいた」→ 自己PRに反映する
また、企業によっては、インターン後に早期選考や説明会の案内が届くこともあります。案内があった場合は見逃さず、積極的に参加することで、より深い関係性を築くことができます。
終わったは振り返りをしっかり行い、感謝を伝え、次のステップに進む——その流れを意識するだけで、就職活動全体がぐっと前向きに動き始めます。
8.インターン参加者の体験談

実際にインターンに参加した学生たちは、どんなことを感じ、どんな学びを得たのでしょうか。ここでは、実際の3人の大学生の体験談を紹介します。
Case 1:自信がなかったけど一歩踏み出せた(総合商社/3日間・短期)理系学部3年・Hさん
「周りに比べて就活への動きが遅れている気がして、焦っていました。でも何をすればいいのか分からず、半ば流されるように1社だけインターンに申し込んだんです。」
Hさんが参加したのは、大手総合商社の3日間の短期インターン。
グループワーク中心のプログラムで、初日は緊張の連続だったそうです。しかし、他大学の学生と一緒に課題に取り組む中で、次第に自分の意見を出せるようになり、最終日のプレゼンでは司会も務めました。
「正直、何か特別な成果を出せたわけではないけど、自分なりに行動できたことが自信になりました。『自分でも何とかなるんだ』と思えたのが一番大きかったです。」
Case 2:自分の「やりたいこと」が見えた(ITベンチャー/2ヶ月・長期)文系学部3年・Sさん
「最初はなんとなく“営業職に進むのかな”と思っていたけれど、長期インターンを通して、それが本当にやりたいことなのかを見極めたかった。」
Sさんは、週2回のペースで2ヶ月間、IT系ベンチャー企業でマーケティング業務に携わりました。Web広告の分析や記事の企画などに取り組む中で、数字を見るのが得意な自分に気づいたと言います。
「文章を書いたり、分析したりする作業が意外と楽しくて。人前で話すよりも、“仕組みを考える側”の方が自分に向いていると感じました。おかげで志望職種が営業からマーケティングに変わりました。」
Case 3:インターンが内定につながった(金融機関/5日間・早期選考あり)経済学部3年・Kさん
「インターンに参加した企業から、秋に早期選考の案内が届きました。参加したときはまさかそこまで進むとは思っていなかったので、驚きました。」
Kさんが参加したのは、5日間の対面型インターン。営業支店の見学や社員との交流を通じて、金融業界に対する理解を深めました。最終日の個人フィードバックがきっかけで、志望度が一気に高まったといいます。
「面談ではインターン中の姿勢を見てくれていたことを感じました。準備をして臨んだわけではなかったけれど、まじめに取り組んだことが評価されて、最終的に内定までいただけたのは大きな自信になりました。」
インターンで得られるものは、人それぞれです。
自信、気づき、方向性、そして時には内定へとつながるチャンス——どれも、実際に行動した人だからこそ得られる成果です。
「ちょっと気になる」「不安だけど行ってみたい」——そんな気持ちを大切に、一歩踏み出してみてください。
まとめ
今回は『インターンの探し方や参加方法・メリット』を紹介します。
インターンは、「企業を知る」だけでなく、「自分自身と向き合い、成長する」場でもあります。
どんな内容でも、参加すれば必ず何かしらの気づきや学びが得られます。
「経験してみないとわからない」ことが多いので、参加をして自分にあう企業を見つけましょう!
ほかにも『大学生活や就活に役立つ記事』を掲載しています。
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