共通テスト英語の勉強法|リーディングとリスニングで点数を伸ばす勉強のコツ

共通テストの英語は、リーディングとリスニングの両方が問われるうえに問題量も多くて、
「とりあえず単語と長文はやっているけど、この勉強で本当に点数が伸びるのかな?」
と不安になりやすい科目です。

今回は『共通テストの英語の勉強法』を紹介します。

  • リーディングの特徴と、得点につながりやすい勉強の進め方
  • リスニングの特徴と、毎日続けやすいトレーニング方法
  • 「読む力」と「聞く力」をバランスよく伸ばすための考え方
  • 1年間の英語の勉強スケジュール

がむしゃらに量をこなすのではなく、
どこに力を入れれば、ちゃんと点数アップに結びつくのかを知りたい人に読んでほしい内容です。
今の自分の勉強スタイルと照らし合わせながら、「ここは今日から取り入れてみよう」というポイントを見つけていきましょう。

共通テスト英語の特徴

まずは「そもそも共通テスト英語ってどんな試験?」というところから整理しておきましょう。

共通テストの英語は、次の2つに分かれています。

  • 英語(リーディング):100点
  • 英語(リスニング):100点

合計200点で評価されます。

大学によっては、

  • 200点満点をそのまま使う
  • リーディング重視で、R:L=3:1 や 4:1 に換算する
  • 独自の比率で「Rを重め」「Lを軽め」などに調整する

といった形で利用しているところが多いです。
志望校が決まってきたら、リスニングをどのくらい重視しているかは、募集要項で早めに確認しておくと安心です。

リーディングの特徴と勉強の方針

ここでは、共通テスト英語のリーディングがどんな形式で出題されるのかと、それに合わせた勉強の考え方を整理します。

① 「文法問題」ではなく「読解問題」中心

共通テストの英語リーディングは、
昔のような「文法だけを狙った穴埋め問題」はほとんど出ず、ほぼ長文読解だけです。

  • ポスター・チラシ・メール・チャットなどの短めの英文
  • 説明文・意見文・ちょっと長めの文章
  • グラフや表など、資料とセットになった文章
  • 複数の資料を組み合わせて読む問題

など、いろいろな種類の英文を「速く・正確に」読む力が必要になります。

文法だけをひたすら解く、というよりも、
たくさんの英文を読みながら意味をとる練習が大事なタイプの試験
です。

② とにかく時間との勝負 → 語彙力と読み方がカギ

問題量に対して、時間はかなりタイトです。

  • 知らない単語が多すぎる
  • 1文ずつ日本語に訳して読んでいる

こういう状態だと、最後までたどり着けないことが多くなります。

なので、

  • 共通テストレベルの単語・熟語を固めること
  • すべて日本語に訳さなくても、「流れで意味がわかる」読み方を身につけること

この2つが、点数アップの土台になってきます。

リーディングの具体的な勉強法

ここからは、リーディング力を伸ばすために「実際に何をどう勉強するか」をステップごとに見ていきます。

① 単語・熟語の土台づくり

まずは、単語・熟語の基礎固めが最優先です。
ここが弱いと、どんな長文問題集を解いても「ただつらいだけ」になってしまいます。

  • 高校基礎〜共通テストレベルをカバーした単語帳を1冊決める
  • 1周目は深追いせず、「なんとなく意味がわかる」レベルでテンポよく進める
  • 2周目以降で、例文やよく一緒に使われる語(コロケーション)も意識して覚えていく

単語は「1回で完璧に覚えよう」とするより、
何周もくり返して精度を上げていくイメージの方が続けやすいです。

② 教科書レベルの英文で「意味のかたまり読み」を練習

いきなり難しい長文に行くのではなく、
まずは学校の教科書や、基礎レベルの長文問題集を使います。

  • スラッシュ( / )を入れて、意味のかたまりごとに区切る
  • 「主語・動詞・目的語」など、文の骨組みを意識して読む
  • 一文ごとに「ざっくり日本語で説明できるか」確認する

こういう読み方に慣れておくと、共通テストレベルの長文もぐっと読みやすくなります。

③ 共通テスト形式の問題で“本番の読み方”に慣れる

基礎的な読解力がついてきたら、いよいよ共通テスト形式の長文にチャレンジです。

  • 共通テストの本試験問題・予想問題が載っている問題集を使う
  • 最初は時間を気にせず「正確に読む」ことを優先する
  • 慣れてきたら、少しずつ時間を計って解いてみる
  • 解き終わったあと、本文を音読やシャドーイングして、読むスピードも上げていく

「解いて終わり」ではなく、解いたあとの英文を“素材”として活用すると、同じ1題でも得られるものが増えます。

リスニングの特徴と勉強の方針

次は、リスニングについてです。どんな形式で出題されるのか、どういう力が必要なのかをざっくりつかんでおきましょう。

① 基本は「2回読み」の試験

共通テストの英語リスニングは、基本的に音声が2回流れる形式です(一部、1回のみの問題もあります)。

なので、

  • 1回目:話の流れをざっくりつかむ
  • 2回目:選択肢の違いに注意しながら、必要な情報を聞き取りにいく

このイメージで聞けると、かなり楽になります。

② 「学校生活レベルの内容」を正確に聞き取る力が求められる

登場するのは、

  • 生徒同士・先生と生徒の会話
  • 授業・イベント・旅行などの案内
  • 図や表を見ながら説明を聞く問題

といった、「学校生活や身近なテーマ」が中心です。

  • 日時・場所・金額
  • 人数・順番・理由

細かい情報を正確に聞き分ける必要があるので、集中力と聞き方のコツが大事になります。

リスニングの具体的な勉強法

ここからは、リスニング力を伸ばすために「毎日どう取り組むか」を、具体的なステップで見ていきます。

① まずは「毎日ちょっとずつ」耳を慣らす

いきなり共通テストのリスニング問題だけを解くと、難しく感じることが多いです。
最初のうちは、

  • 教科書の音声
  • 学校配布のリスニング教材
  • アプリやオンライン教材の簡単な対話

などを使って、毎日少しだけ英語を聞く時間を作るところから始めるのがおすすめです。

  • 1回目は「何となく聞き取れた単語」を拾うイメージで
  • スクリプト(台本)を見て意味を確認
  • もう一度、スクリプトを見ながら音声を聞く
  • 最後に、スクリプトを見ずにもう一度聞いてみる

こうしたサイクルをくり返すと、少しずつ耳が英語に慣れていきます。

② 共通テスト形式の問題で「聞き方」を身につける

耳がある程度慣れてきたら、共通テスト本試や予想問題に進みます。

  • 音声が流れる前に、設問と選択肢にざっと目を通す
    → 何が聞かれそうかイメージしておく
  • 1回目は「大まかな内容」と「場面」をつかむことを意識
  • 2回目で「数字」「場所」「理由」など、答えに必要な情報をしっかり拾う

終わったあとに、

  • スクリプトを見て「どこで聞き取れなかったか」を確認する
    • 単語を知らなかった?
    • 音がつながって聞き取れなかった?
  • スクリプトを見ながら音読 → 余裕があればシャドーイング(音声のあとを少し遅れて真似する)

ここまでできると、リスニングだけでなく発音・イントネーション・読解の感覚も一緒によくなっていきます。

リーディングとリスニングのバランスの取り方

英語は「読む・聞く・話す・書く」がつながっている科目なので、どちらか片方だけに偏りすぎないことが大事です。

  • 毎日:英単語・短めのリスニング(5〜10分)
  • 週に数回: 長文読解(共通テスト形式 or 基礎長文)
  • 週末:リーディングとリスニングのどちらかを、時間を計って1回分の演習

「リーディングだけ」「リスニングだけ」にならないように、少しずつ両方に触れることを意識すると、全体の英語力が上がりやすくなります。

共通テスト英語の年間勉強スケジュール

最後に、1年間でどんな流れで共通テスト英語の対策を進めていくかのイメージをまとめます。学年やレベルによって調整しながら、自分用にアレンジしてみてください。

春〜夏

  • 英単語・文法の基礎固め
  • 教科書レベルの英文を「意味のかたまり」で読む練習
  • 教科書音声などで、やさしめのリスニングに毎日少し触れる

  • 共通テスト形式のリーディング問題に本格的に取り組む
  • リスニングも共通テスト形式の問題にチャレンジ
  • 時間を計って解く練習を少しずつ増やす

冬〜直前期

  • 共通テスト本試験や予想問題で、本番と同じ時間設定で通し演習
  • 間違えた問題を「単語不足」「読み取りミス」「聞き方の問題」などに分けて弱点補強

英語に「毎日少しは触れる」習慣をつくること。

リーディングかリスニング、どちらかだけでも続けていれば、
直前期の伸び方や、本番前の安心感がかなり違ってきます。

まとめ

共通テスト英語で点数を伸ばすカギは、特別なテクニックよりも、次のような「基本」の積み重ねです。

  • 単語・熟語という土台をしっかり固めておくこと
  • リーディングでは、文を意味のかたまりでとらえつつ、共通テスト形式の長文に慣れておくこと
  • リスニングでは、毎日少しでも英語の音に触れながら、本番と同じ形式の問題で「聞き方」を練習していくこと
  • リーディングとリスニングのどちらかだけに偏らず、両方に触れる学習習慣をつくること

完璧な計画を立てる必要はありませんが、
「英語にまったく触れない日を減らしていく」 という意識があるかどうかで、数か月後の伸びは大きく変わります。

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