【内定】企業研究のコツとやり方・見るべきポイント10選│自分にあう会社の見つけ方

「企業研究って、何をすればいいの?」就活を進めていく中で、誰もが一度は抱く疑問です。

今回は『企業研究のコツとやり方・見るべきポイント10選』を紹介します。

企業研究は、企業の事業内容や強みを調べるだけではなく、「自分と合うかどうか」を見極めるための大切な時間です。しっかりと取り組むことで、エントリーシートや面接での発言に説得力が生まれ、何より「この会社で働いてみたい」と自信を持って言えるようになります。

この記事では、企業研究をなぜやるべきかに加えて、どんな視点でどのように進めていけばよいかを丁寧に解説します。企業選びに迷っている方、自信を持って就活を進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

業界研究と企業研究の違い

就活を始めると、「業界研究」と「企業研究」という言葉をよく聞くようになります。

  • 業界研究:「どんな分野に興味があるか」を探すもの
  • 企業研究:「その分野の中で、どの会社が自分に合っているか」を考えるもの

たとえば、IT業界に興味があるとしても、自社サービスに力を入れている会社、顧客のシステムを支援する会社、インフラを支える会社など、実はさまざまなタイプの企業が存在します。

だからこそ、「業界」だけでなく「企業」の特徴にも目を向けていくことが大切なのです。

まだ『業界研究ができていない人』はこちらの記事をチェックしてみてください↓

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企業研究が必要な理由

「業界はなんとなく決まってきたけど、ここからどう動けばいいんだろう?」と感じ始めたら、次は企業研究に取り組むタイミングです。

企業研究は、自分に合った会社と出会うための大切なステップです。業界研究との違いや、企業研究をすることで得られるメリット、そして“なぜやるべきなのか”を紹介します。

① 同じ業界でも会社によって異なる

一見似ているように見える企業でも、「社風」や「働き方」、「仕事の進め方」などは驚くほど違います。たとえば、“チームで進める文化”が根づいている会社もあれば、“個人の裁量が大きい”会社もあります。

企業研究は、そんな違いに気づくためのヒントをくれる存在です。「この会社、なんだか自分に合いそうかも」と思える出会いがあるかもしれません。

② 志望動機や面接で、自分らしく話せるようになる

企業研究をしていないと、どうしても志望動機がふわっとしてしまいがちです。「業界に興味があるから」だけでは、他の企業でも当てはまってしまいますよね。

企業の理念や特徴を知った上で「だからここで働きたい」と言えれば、面接でもしっかり想いが伝わります。

 
はな
自分の言葉で語れるようになることは、大きな自信につながります。

③ 働いた時のイメージがクリアになり、ミスマッチが起こりにくい

就活の中でよくあるのが、「入社してからこんなはずじゃなかったと感じる」ことです。企業研究をしっかりしておけば、入社前から自分がその会社でどんな風に働くかをイメージしやすくなります。

もちろん、企業の全ての情報が完璧に分かるわけではありませんが、知らずに入社をして失敗をするリスクを減らすことができます。

業界研究だけでは足りないこと

業界研究をすると、「この分野で働いてみたい」という方向性は見えてきます。
でも、実際にエントリーする企業を選んだり、志望動機を考えたりするときには、それだけでは情報が足りません。

  • どんなサービスや製品に力を入れているのか
  • 社員の声や評価制度はどんな雰囲気なのか
  • 社会や市場の中で、どんな立ち位置にあるのか

こうしたことは、企業ごとに異なりますし、実際に調べてみないと分からない部分でもあります。業界研究だけでなく、個別の企業についてもしっかりと調べるようにしましょう。

第4章:企業研究はどう進める?自分に合う企業を見つけるためのステップ

企業研究が大切な理由は分かったけれど、実際には「何から始めればいいの?」と迷ってしまう方も多いはずです。
ここでは、企業研究を無理なくしっかり進めていくためのステップを順を追って紹介します。
情報収集に役立つツールや、見るべきポイントもあわせてお伝えします。

Step 1:まずは公式サイトと採用ページをじっくり読む

企業研究の基本は、まずその企業が公式に発信している情報に目を通すことから始まります。
とくに以下のページは、最初に目を通しておきたい情報源です。

  • 企業のコーポレートサイト(公式サイト):会社概要、事業内容、グループの構造、沿革、トップメッセージなど
  • 新卒採用ページ:募集職種、働き方、育成制度、社員インタビュー、選考フローなど
  • IR情報(投資家向けの情報):売上や利益、今後の事業戦略、成長領域などの客観的なデータ

企業が「どんな価値を社会に提供しているのか」「どんな人材を求めているのか」が、企業自身の言葉でまとめられています。

最初は情報量が多くて大変に感じるかもしれませんが、読みながら「ここが面白いかも」「ちょっと気になる」と思ったところにマーカーを引くような気持ちで進めてみましょう。

Step 2:就活サイトやクチコミサイトで情報を補う

公式情報だけでは分かりにくい「現場のリアル」や「選考体験」などは、第三者がまとめた情報から補うと理解が深まります。

  • 就活ナビサイト(マイナビ・リクナビなど):企業概要やエントリー情報、社員紹介、業界との比較などが網羅的に掲載されています。
  • クチコミサイト(OpenWork、ONE CAREERなど):実際に働いている人の声、インターン・面接の体験談などが投稿されています。主観的な内容も含まれますが、“傾向を知る”にはとても参考になります。

これらの情報は、あくまで「参考情報」として捉えましょう。
すべてを鵜呑みにせず、自分の価値観と照らし合わせて「これは自分にとってどうなのか?」と考えることが大切です。

Step 3:説明会やインターンで“直接の印象”を持つ

「気になる企業があるな」と思えたら、次は実際に接点を持ってみましょう。
会社説明会やインターンシップに参加することで、情報だけでは分からなかった雰囲気や、社員の考え方に触れることができます。

説明会では、メモを取るだけでなく、「自分がその会社で働く姿をイメージできるかどうか」を意識してみるのがおすすめです。

もし機会があれば、OB・OG訪問をしてみるのも良い方法です。
年齢が近い先輩から、働き方や入社の決め手、入ってから感じたギャップなどを聞けるのは、非常に貴重な体験になります。

Step 4:得た情報を自分なりに整理する

調べた情報は、記憶だけに頼らず、自分なりの形式でまとめておきましょう。ノートに書く、スマホにまとめる、Excelに整理するなどどんな方法でも良いです。

次のような軸で整理すると効果的です。

  • 事業内容(何を、誰に、どう届けているか)
  • 魅力に感じた点、自分との共通点
  • 働き方・制度で気になったところ
  • 志望理由につながりそうなキーワード
  • 選考情報(ES提出時期、面接の形式など)

「なぜこの会社に惹かれたのか?」を自分の言葉で言えるようにしておくことが、エントリーシートや面接での強みになります。

この記事の「第5章で企業研究ノートの作り方」を紹介しています。

Step 5:他の企業と比較して、自分の「軸」と照らし合わせる

ある程度企業研究が進んできたら、複数の企業を比較してみましょう。
「なんとなく良さそう」だけでなく、「自分の軸と本当に合っているのか?」を確認する時間でもあります。

  • 自分が大事にしたい価値観と企業の考え方が近いか
  • チャレンジできる環境か、安定を重視しているか
  • 働き方や社風が、自分の性格に合いそうか
  • 長期的に働き続けられそうか

比較を通じて、「自分にとって理想の職場像」も少しずつ明確になってきます。
これは企業選びだけでなく、自己PRや志望動機を考えるうえでも大きなヒントになります。

第5章:企業研究ノートをつくろう ― 比較と整理で見えてくる“自分に合う会社”

企業研究を進めていくと、次第に調べた企業が増えてきて、「どの会社がどんな特徴だったか分からなくなってきた…」という状態に陥ることがあります。
せっかく時間をかけて調べたのに、情報が頭の中でごちゃごちゃになってしまってはもったいないですよね。

そこで役に立つのが、“企業研究ノート”です。
ここでは、自分なりに情報を整理する方法と、企業を比較する視点についてお伝えします。

企業研究ノートを作るといい理由

企業研究ノートを作る一番の目的は、「自分が見た情報を“自分の言葉”で整理すること」にあります。
公式サイトや口コミをいくら読んでも、ただ眺めているだけではなかなか頭に残りません。
でも、手を動かしてまとめてみると、「この会社のどこに惹かれたのか」「他と何が違ったのか」が自然と明確になります。

また、エントリーシートを書くときや面接の直前にも、自分がまとめたノートを見返すことで、スムーズに準備ができるようになります。
他人の情報ではなく、「自分の視点」で書き残した記録は、就活を進めるうえで心強い味方になります。

企業研究ノートの作り方と書くべきこと

ノートといっても、ルールはありません。
大学ノートに手書きでまとめる人もいれば、パソコンでExcelやWordに整理する人、NotionやGoogleドキュメントを活用している人もいます。

まずは、気になった企業ごとに1ページずつスペースを作って、以下のような情報を書いてみましょう。

  1. 「企業名・業種・事業内容」
  2. 「どんなサービスや商品を展開しているか」
  3. 「惹かれたポイント・自分との接点」
  4. 「社員や説明会で印象に残った言葉」
  5. 「気になった制度や働き方」
  6. 「他の企業と比べたときの違い」
  7. 「志望理由につながりそうなキーワード」

すべてを書く必要はなく、ノートを作る上で大切なのは「自分が知っておきたい」「後から見返したい」と思うことを残しておくことです。

「自分の感想」や「疑問点」も一緒にメモしておくと、後からその企業に改めて興味を持つきっかけになります。

比較する視点を持つと、見えてくることがある

企業研究をしていく中で、「どこも良く見える」「決めきれない」と感じることもあるかもしれません。
そんなときに大切なのが、複数の企業を“自分なりの軸”で比較してみることです。

たとえば、「働き方」「企業の規模」「挑戦のしやすさ」「社会貢献性」「自分との価値観の一致度」など、あなたが重視したいポイントはいくつかあるはずです。
その軸をもとに、「この会社はここがいい」「でもこっちの方が雰囲気は合いそう」といった風に、比べていくと自分の気持ちが整理されていきます。

比べることで、自分の優先順位もはっきりしてきますし、納得感を持って志望企業を選べるようになります。

まとめ:企業研究は自分にあう会社を見つけること

今回は『企業研究のコツとやり方・見るべきポイント10選』について紹介しました。

企業研究は単なる情報収集ではなく、「どんな環境で自分は力を発揮したいか」「どんな働き方が理想か」を考える時間でもあります。
調べていくうちに、意外と自分の価値観や優先順位が明確になっていくのを感じるはずです。

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