就活を始めると、これまであまり意識していなかった業界や企業に触れる機会が増えていきます。
早い段階から志望業界が決まっている人もいれば、さまざまな企業を見ながら、自分の方向性を固めていく人もいます。
今回は、『就活生が自分に合う企業をみつける方法』を紹介します!
就活の初期は、幅広く情報を集められる大切な時期です。まずは気になる業界や企業をいくつか見つけ、それぞれの仕事内容や働き方を比べてみましょう。
企業について知るほど、自分が仕事に求めるものも具体的になります。
この記事では、自分に合う企業を見つけるための考え方と、企業選びで確認したいポイントを紹介します。
自分に合う企業をみつける方法|自己分析と企業研究を一緒に進めよう
自分に合う企業を見つけるためには、自己分析と企業研究の両方が役立ちます。
自己分析では、自分の興味や得意なこと、働くうえで大切にしたいことを振り返ります。企業研究では、それらを生かせる仕事や環境を探します。
この2つを一緒に進めることで、希望する仕事のイメージが少しずつ具体的になっていきます。
たとえば、「人と関わる仕事」に興味がある場合でも、仕事での関わり方はさまざまです。
- 顧客に商品やサービスを提案する
- 企業の課題を聞いて解決策を考える
- 社内の人が働きやすい環境をつくる
- チームで商品や企画を形にする
- 企業同士の取引を支える
実際の企業や職種を見比べると、自分がどのような関わり方に魅力を感じるのかが見えてきます。
まずは自分の興味を出発点にして、関連する仕事を幅広く見てみましょう。
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① 業界だけでなく仕事内容から考える
企業を探すときは、業界名とあわせて仕事内容にも注目してみてください。
同じような仕事が、複数の業界に存在することもあります。
たとえば、数字やデータを扱う仕事には、次のような選択肢があります。
- IT企業のデータ分析
- 金融機関の市場分析やリスク管理
- メーカーの商品企画や需要予測
- コンサルティング会社の課題分析
- 広告会社のマーケティング分析
- インフラ企業の事業計画
「数字を使う仕事」という一つの関心から、さまざまな業界へ選択肢を広げられます。
企画、営業、研究、開発、管理、マーケティングなど、興味のある仕事内容から企業を探すと、自分に合う仕事を見つけやすくなります。
② 働くうえで大切にしたいことを整理する
仕事内容とあわせて、働き方や職場環境についても考えてみましょう。
企業選びの基準には、次のようなものがあります。
- 興味のある仕事に携われるか
- 自分の得意なことを生かせるか
- 希望する地域で働けるか
- チームで協力して仕事を進められるか
- 幅広い経験を積めるか
- 研修や資格取得支援が充実しているか
- 将来のキャリアを描きやすいか
- 生活とのバランスを保ちやすいか
最初は、特に大切にしたい項目を3つほど選んでみるのがおすすめです。
企業説明会や採用ページを見るときにも、確認するポイントが明確になります。
企業を知る中で新しく重視したいことが見つかったら、その都度加えていきましょう。就活を進めながら基準を更新していくことで、企業同士をより具体的に比較できるようになります。
③ 気になる業界をいくつか選ぶ
興味のある仕事内容や働き方が見えてきたら、関連する業界をいくつか調べてみます。
就活の初期は、3〜5業界ほどを候補にすると比較しやすくなります。
たとえば、「日常生活を支える仕事」に関心がある場合は、次のような業界が考えられます。
- 金融
- 保険
- 不動産
- インフラ
- IT
- 教育
- 医療
どの業界も人々の生活に関わっていますが、提供する商品やサービス、顧客、仕事内容は異なります。
いくつかの業界を比べることで、自分がどのような形で人や社会に関わりたいのかも整理しやすくなります。
候補となる業界が見つかったら、業界研究の記事や企業説明会を活用しながら、理解を深めていきましょう。
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④ 同じ業界の企業を比較する
気になる業界が見つかったら、業界内の企業を複数調べます。
同じ業界に属する企業でも、事業内容や得意分野、募集している職種にはそれぞれ特徴があります。
企業を比較するときは、次の項目を確認してみてください。
| 項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 事業内容 | どのような商品やサービスを提供しているか |
| 顧客 | 個人向けか、企業向けか |
| 職種 | 入社後にどのような仕事に携われるか |
| 企業の強み | 競合企業と比べて何を得意としているか |
| 勤務地 | 配属地域や転勤の範囲 |
| 働き方 | 勤務時間や休暇制度、働く場所など |
| 成長環境 | 研修制度や挑戦できる機会があるか |
| キャリア | 入社後にどのような経験を積めるか |
企業名や知名度だけでなく、「入社後にどのような仕事をするのか」という視点で見ることがポイントです。
興味を持った企業は、比較表やノートにまとめておくと整理しやすくなります。説明会やインターンに参加した後の感想も加えると、企業ごとの違いがより分かりやすくなります。
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⑤ 説明会やインターンで企業への理解を深める
採用ページや就活サイトで企業を調べた後は、説明会やインターンにも参加してみましょう。
社員の話を聞いたり、仕事の一部を体験したりすることで、Webサイトだけでは分からない情報も得られます。
参加するときは、次の点に注目すると企業研究に生かしやすくなります。
- 社員がどのような仕事を担当しているか
- 一日の仕事の流れ
- チームでの働き方
- 若手社員が担当する仕事
- 仕事で求められる知識や能力
- 社員同士のコミュニケーション
- 今後力を入れていく事業
説明会やインターンの後は、印象に残った内容を簡単に記録しておくのがおすすめです。
複数の企業を見比べることで、自分が自然と注目しているポイントや、興味を持てる仕事が分かってきます。
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⑥ 有名企業以外にも選択肢を広げる
大学生活の中で名前を目にする企業は、一般消費者向けの商品やサービスを扱う企業が中心です。
一方で、企業向けに商品やサービスを提供するBtoB企業や、特定の分野で高い技術力を持つメーカーなど、就活を通じて初めて知る企業も数多くあります。
企業を探すときは、次のような方法を組み合わせてみましょう。
- 就活サイトで業界や職種から検索する
- 合同企業説明会に参加する
- 大学のキャリアセンターを利用する
- 業界地図や就職四季報を読む
- OB・OGから話を聞く
- スカウト型就活サービスを活用する
複数の方法で企業を探すと、自分では検索していなかった企業にも出会いやすくなります。
企業の規模や知名度だけに注目するのではなく、事業内容や仕事内容、自分との相性まで見ていくことが大切です。
就活サービスを目的に合わせて使い分ける
就活サービスには、それぞれ異なる役割があります。
自分で条件を指定して企業を探したい場合は、求人検索型の就活サイトが使いやすいです。
これまで知らなかった企業と出会いたい場合は、プロフィールを見た企業からオファーが届くスカウト型サービスも活用できます。
企業について詳しく知りたい場合はOB・OG訪問サービス、就活の進め方や選考対策について相談したい場合は就活エージェントというように、目的に合わせて使い分けてみましょう。
最初は、役割の異なるサービスを少しずつ利用する方法がおすすめです。
たとえば、求人検索型とスカウト型を一つずつ利用すると、自分で企業を探しながら、企業側からの提案も受けられます。
使っていく中で、自分に合うサービスを中心に残していくと管理もしやすくなります。
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理系学生は職種から選択肢を広げる
理系学生は、専攻に関連する業界だけでなく、学んできた知識や身につけた能力を生かせる職種にも注目してみましょう。
たとえば、数学や統計を学んでいる学生には、次のような選択肢があります。
- データ分析
- ITエンジニア
- 金融専門職
- コンサルタント
- マーケティング
- メーカーの企画・研究職
化学系や生物系でも、研究職に加えて、品質管理、技術営業、知的財産、商品企画など、幅広い職種があります。
専攻に近い仕事を軸にしながら、興味のある職種も一緒に見ることで、企業選びの幅が広がります。
学部で学んだ内容をそのまま仕事にする方法だけでなく、研究や実験を通して身につけた分析力、計画力、説明力などを生かせる仕事も探してみましょう。
企業を比較するときは記録を残しておくと効果的
就活では、多くの企業の情報に触れます。
説明会やインターンで得た情報を記録しておくと、後から企業を比較するときに役立ちます。
記録する内容は、次のような項目で十分です。
- 興味を持った仕事内容
- 印象に残った事業
- 社員の雰囲気
- 自分の強みを生かせそうな点
- 働き方で魅力を感じた点
- さらに確認したいこと
企業を見るたびに短く記録しておくと、自分が共通して魅力を感じているポイントも分かってきます。
その内容は、就活の軸や志望動機を考える際にも活用できます。
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まとめ
自分に合う企業を見つけるためには、興味のある仕事や働き方を整理しながら、幅広く企業を見ていくことが大切です。
まずは仕事内容から関連する業界を考え、気になる業界をいくつか選んでみましょう。
その後、同じ業界の企業を比較し、説明会やインターンを通して、事業内容や働き方への理解を深めていきます。
求人検索型の就活サイトに加えて、スカウト型サービスやOB・OG訪問なども活用すると、企業を知る機会をさらに増やせます。
企業について調べた内容や感じたことを記録しながら、自分が関心を持てる仕事や大切にしたい条件を少しずつ整理していきましょう。